出発の前にサンルームの前で記念撮影 |
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山行報告 | 山口 博 | |
30周年記念山行、山友会企画の京都一周トレイルの第1回目がスタートしました。この企画は山ルームをスタートして10回で京都を一周し、160キロを歩いて戻って来ます。この企画は山行部と教育部の丸山さん徳田誠さんにも協力頂き実現しました。
第1回のコースは京都一周トレイルから外れているので、下見には山行部員と丸山さん徳田誠さん吉津さんに同行して頂きました。又全コースは山行部で下見を行います。 22名の参加が有り山ルーム前で記念撮影の後7時10分に出発しました。天気予報は曇り小雨ですが殆ど市街を歩くので多少の雨は覚悟して決行しました。山城大橋から市辺の集落を山背古道の標識を辿りながら歩き中天満宮でトイレ休憩、途中で道を外れましたが城陽の北村さん加藤さんや吉津さんが参加して居るので安心で、軌道修正して無事に森山遺跡に着きました。 鴻巣公園辺りから小雨が降り出しましたので太陽が丘総合公園の綺麗な建物の中でお昼にしました。出発時には幸い雨もあがり、宇治の折居台住宅を抜けてやがて白山神社に着きました。拝殿は宇治離宮の遺構と伝えられる1277年に建立された茅葺で重要文化財に指定されています。 此処からもみじ谷を下り宇治川に出ますが、背の高いもみじが僅かに紅葉しています。宇治川公園は紅葉に少し早く平日で観光客も無く中洲にはサギなど、静かな宇治公園の散策を楽しむことが出来ました。予定より早く到着し中島さんから山に登ったらと提案が有り、宇治興聖寺から大吉山に登りました。大吉山からは宇治市内や歩いてきた太陽が丘方面も一望出来て良かったです。黄檗山万福寺には2時の到着し新田辺には3時に帰ってきました。帰ってから山ルームで12名が集まり反省会をして盛り上がり、第1回目のトレイルが無事終了しました。 今回参加出来なかった方も是非次回から参加して頂くようお待ちしています。リーダーの吉野さん有り難う御座いました、参加の皆さん是非とも全コースを完歩しましょう。 ひやりハット ありません |
「写真提供は石田、秋月さん」 |
京都一周トレイル(山ルームから山ルームへ) | 石田 輝夫 |
11月13日、曇天の中、天気は昼から小雨の予報、早朝7時前に山ルーム到着、すでに殆どの人が集合されている。いよいよ全長約160km、10回に渡っての、京都1周トレイルの第1回目のスタートである。平日にも拘らず総勢22名の参加で、山ルームを出発。山城大橋を渡り、307号の側道、山背古道へ、市辺で、富有柿を農家から、山田さんと大谷さんが購入(60円/1個)全員分、大きな甘い柿で、皮むかなくても美味であった。道路に埋め込まれた山背古道のマーク(緑の山型デザインの丸いタイル)を分岐では目印に進んで行く。途中、国道に出たりしたが、森山遺跡を経て、鴻巣公園に入った所より、小雨が振り出し、傘をさしてのウオーキング。紅葉の木々の歩道は、なかなか風情あるウオーキング。太陽ヶ丘(京都府立山城総合公園)の公園センターで、ちょっと早めの昼食をして、11時に出発。白川に入って、舗装道路でなく、落葉を踏みしめての土の道はやはりいいものです。
白山神社前に到着、横を通過の所、中島さんが参拝しようと急な長い石段を登り始めると、全員が後をついて神社へ、参拝して良かった。由緒ある平安時代後期(1102年の建立)の金色院の鎮守社だったからです。 白山神社の境内から宇治川に抜ける1kmの渓谷は通称「もみじ谷」と言われる東海自然歩道(紅葉はまだまだでしたが)は素晴らしい自然歩道でした。宇治川側道に到着、塔ノ島を渡って対岸へ。正面の山(仏徳山、131m)に登って行こうとの提案があって。興聖寺(曹洞宗)へ。石門から山門までの200mの参道は琴坂(脇を流れる谷川のせせらぎが琴の音に似ていることから)もみじの名所としても知られているが、紅葉の盛りは下旬でしょうか。山門右手を経由して仏徳山へ。展望台到着、素晴らしい眺めでした。遠方には松井山手のマンション群まで見渡せ、眼下には宇治川、平等院。寄り道しながら、コースを臨機応変に変更してのトレイルは本当に楽しいものです。 最終ポイントの黄檗山萬福寺に13時50分到着、三門前で、記念撮影し第1回目終了。 リーダーの吉野さん、お世話になりました。JR黄檗経由で帰路へ。山ルームの反省会も山口部長始め、12名の参加でにぎわいました。こんな近場にも由緒ある名跡が沢山あり、大変な収穫でした。残り9回頑張ろうと。 |
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山行報告 | 長野 雅子 | |
今回のコースは殆どが市街地を歩くので、参加される方も少ないのではないかと思っていましたが、一般の方を含め20名の山行と成りました。
大久保で稲垣さん黄檗で北村さんと合流して前回の終点の黄檗から奈良街道を通り、約50分で「大善寺」通称六地蔵に着きました。六角堂に安置されている木造の菩薩像は優しい顔をされていました。 記念撮影の後、急坂を車に注意しながら、伏見桃山からJR藤森を経て、商売の神様として有名な、伏見稲荷大社に着きました。 大社では11/23の新嘗祭の用意か、褌姿の若者が神輿の周りで準備をされていました。暫らく見ていましたが、動き出すには時間が掛かりそうなので出発!拝殿奥の鳥居のトンネルを潜って稲荷山を目指す、所どころで眼下の展望を楽しみました。急な階段を登り切って、四つ辻に出ました。 昼食には未だ早いので奥の院を巡り一周して再び四辻に戻り、景色を楽しみながら昼食としました。紅葉まつりをしているという事なので、泉湧寺に寄ろうという事に成り、トレイルの標識を確認しながら、NO4から泉涌寺の方に廻りました。シーズンでやはり凄い人出、表から拝観して、NO9から東福寺へ、さすが紅葉の名所という事もあって、人の多さは桁違いでバラバラになってしまいそうなので、東福寺で一応解散としました。何人かは残られて拝観して写真を撮られたようです。 次回からは山道に入ります、楽しみにして下さい。行けなくなったからと新田辺駅まで資料を持って来てくださった徳田誠さん有り難うございました。 ヒヤリハット ありません |
「写真提供は石田さん」 |
京都一周トレイルAミステリー | 梅澤 宗平 |
近鉄新田辺駅に7時半に集合し、員数確認を行い、新田辺駅で7時55分の急行に長野リーダーのもと総勢20名(男性16名、女性4名)が乗車した。大久保駅で降り、軽く運動し、JR新田まで徒歩で移動した。新田から黄檗までの車中、Kさんが合流した。総勢21名となった。ここで男性17名、女性4名である。
黄檗から六地蔵、伏見桃山を経て伏見稲荷まで徒歩で移動した。伏見稲荷では丁度、なんかのお祭りで神輿に飾り付けを行っている最中であった。大勢の観光客の中に我々もあやうく吸収されそうになった。ここで1回目の員数確認を行う。女性の数はすぐわかるが男性は17名であり、眼だけでは正確に追えない。番号を言い合うことになった。大きな声で境内にイーチ、ニー、サンの声が響く。不思議と周りの眼が気にならない。最後にジュウナナの声が出て、全員そろっていることを確認できた。思わず佐坂サブリーダの頬が緩む。 いよいよ京都一周トレイルAのスタートだ。思えば私が正式に会員になって初めての例会である。少し緊張する。長野リーダは先頭に立ち、佐坂サブリーダがしんがりを務めるという万全の態勢を組む。私は3番手に位置取りする。2番手では急な坂道で思わずリーダーより先に出ることを恐れる。かといってあまり後方では先頭が見づらく余裕をもった行動ができない。3番手は最高の位置取りと言えよう。お稲荷さんを登っていくと朱塗りの鳥居が何百、何千本?と連なる。千本鳥居と言うらしい。いつ見ても圧倒される。そのうち鳥居が二股に分かれる箇所に到達する。どちらに行っても同じ地点に到達すると聞く。これまでいつも左の鳥居を選んできた。少し、冒険心が頭をもたげるが今回はリーダーの後を追う。 いくつもの茶屋の前を通り、稲荷山の山頂ふもとの茶屋の前で11時10分ごろに到達した。ここで食事という声もしたが時間も少し早いし、折角やから頂上を目指そうということで頂上まで行った。頂上で記念写真もとった。頂上から下り、30分の食事タイムとなった。眼下には京都市内が広がる。天候に恵まれたが風が冷たい。女性陣から柿とプチケーキをいただく。小学生のときの遠足を思い出す。持参した熱いお茶と前夜スーパーで買った海鮮ちらしで腹を満たす。みんな食事を終え、京都一周トレイルに戻る。これから東福寺まで徒歩で移動だ。 稲荷山から東福寺に向かう林の中の小道で再び男性のみ員数確認。イーチ、ニー、サン……ジュウロク。あれ?おかしい。一人足りない。もう一度やっても同じ。そのうち、リーダより前にTさんがいたことに気づく。やれやれ。全員集合。出発。もう難所はない。おなかもいっぱい。適度の運動は体にいい。途中、Tさんに海外の山についていろいろ教えていただく。ニュージーランド、パタゴニアなどなど。アフリカ大陸だけは行かれてない由。俺も行きてー。 東福寺の途中、泉涌寺(せんにゅうじ)による。ここはやはりトイレにだけは「せんにゅうじ」て暫しの休憩。さて、もう一度、員数確認。イーチ、ニー、サン……ジュウロク。何度数えてもジュウロク。一人ひとりの顔を確認してもいなくなった顔はない。リーダーが名簿と照らし合わせる。あれ?最初から16人や。当日、キャンセルした人間まで入れての17人やった。ひと安心。ところでいままで17人おったんはなんやったんや?誰ぞが2回数字を数えてたんやな。まあ、よくあることや。今回は2回もあったちゅうことや。犯人は一人かもしれんし、二人かもしれん。アーさんかもしれんし、イーさんかもそれともウーさんかも。京都一周トレイルミステリー、次もきっと何かが起こる予感がする。次はあなたが主人公かも? 最後になりましたが今回のトレイルを企画立案・事前調査・無事故山行を行っていただきましたリーダーの長野さん、サブリーダーの佐坂さん、いろいろ御世話いただいた山口さん、それからすべての参加者の方に御礼を申し上げます。ほんまに楽しかった。次回も必ず参加させていただきます。 |
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山行報告 | 北川 欽造 | |
全160kmにも及び、千年の古都を広く大回りする山友会特別企画全行程を10回に分け、その第3回度の報告です。京阪東福寺駅で簡単なミーティングの後、東大路へ。泉涌寺に達する手前で一周コースに入ります。しばらくは東山今熊野の起伏の多い、静かな住宅地を通りますが、数日前に下見をしたにも拘らず忽ち道迷いで30分程ロスをしました。
山間部に入ると、奈良春日原生林にも似た暗い森に入ります。晩秋で紅葉に染まる秋は、コシアブラの黄葉で全体がより明るい感じです。春の若葉はテンプラにするとおいしいとの事です。国道1号に出、その下をトンネルで北へ抜けます。下見行の時、ここで散々迷いました。清水山への長い登りにかかります。トレイル・ルートからはずれ、わずか3分の所に高さ242mのその山がありましたが、展望は効きません。 尾根伝いに北上します。椎の実がいっぱいこぼれており50〜60個、孫のみやげに拾いました。幼少の時、近所のお宮さんの森へこれを拾いに遊びに行った事がなつかしく蘇えります。山科の市街地が俯瞰できる好展望で小休憩します。山科方面からの登山路が数本合流しております。永年積った落葉の径は気持ちが良いです。古都大都会から簡単に、こんなに長閑な森に分け入れる事に心が豊かになります。
ここから大文字山へのルートは長いにも拘らず、短く感じました。快適さの所以でしょうか。大文字山(465m)は今回山行の最高峰でした。大文字四つ辻から大展望を再び楽しみました。足元に吉田山、御所等の緑の潤いが散在します。一周ルートからはずれますが五山送り火大文字火床を経由し、銀閣寺に下り立ちました。哲学の道と参道の門前町は観光客や修学旅行の皆さんで、元気の良い賑わいです。北白川の疎水分流の寒水に大きい鯉が数匹、悠々と遊んでいます。30余分で出町柳駅に達し無事に今日のトレイリングを終えました。壮大な京都一周トレイル、―エキサイトな大叙事詩全10楽章のシンフォニーの第3楽章―アレグロ・ヴィヴァーチェと言ったところでしょうか。25人もの参加者の皆様、本日は本当にありがとうございました。 ヒヤリハット=今熊野山間住宅地での道迷い。伏してお詫び申しあげます。 |
「写真提供は石田さん」 |
京都一周トレイル(第3回)に参加して | 後藤 正道 |
「かんなび219号」で山友会創立30周年・特別企画「京都一周トレイル・山ルームから山ルームまで」の企画を知り、各々趣きが異なる東山、北山、西山の各トレイルと番外ルートを含め京田辺まで、京都をぐるりと一周するすばらしい企画を考えていただき感謝しています。
第3回は、11月28日(土)山ルーム7時に集合、近鉄・新田辺駅から京阪・東福寺駅へ移動、当日の天気は曇り空でしたが雨は大丈夫だと思いました。
当日のコースは、東山トレイル9-1(剣神社)から→清水山(242m)→将軍塚→粟田口→蹴上→日向神社→大文字山(465.4m)→送り火の火床→銀閣寺52-1まで、名所・旧跡が連なる「東山の一番ええとこ」を目いっぱい楽めるコースです。 【どれくらい「ええとこ」やったか】 ※最近の京都の紅葉は「いまいち」と言われる中で、今年は「最高の美しさ」に出会えたように思いました。 リーダー及びお世話して下さっている先輩方々ありがとうございました。 私こと、「京都一周トレイル」は。北山の一部を歩いたことはあるのですが「ぐるり一周」は、とても壮大すぎて考えもしませんでした。
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山行報告 | 佐坂 茂美 | |
前日5日が雨で順延となりましたが15名の参加者で第4回トレイルを実施しました。出町柳駅を出発し、前回(Cで歩いた今出川通りを東に歩き今回の最初の地点(浄土橋:東山52−1)を捕まえ順調に山行を開始。
日本バプテスト病院への駐車場への坂道を標識bT5から右に入り東山56−1より街の舗装道路を離れ木々のあるルートへ。矢張り舗装道路よりも地道の方が山友会にはあっているようです。大山祇神社を過ぎ、メタセコイヤの分岐(標識bT7)を右にとり若干傾斜のあるルートを過ぎると平地ルートの再来。 急坂をのぼると標識bU0で瓜生山からのルートと合流しました。標識bU1は白鳥山展望台への分岐だが同展望台は樹木が生長し展望はないとの事で展望台はスキップ。順調に歩を進めると標識bU5から林道跡のルートに変わる。やがて石の鳥居のある標識bU7で広場となる。ここは「弁天堂」「一本杉」「地蔵谷不動尊」「水飲対陣碑」への分岐点であるが、我々一向は目的地「水飲対陣碑」に向かう。 標識bU9の「水飲対陣碑」(1336年足利尊氏に追われた後醍醐天皇が比叡山に逃れ、千草忠顕が足利軍を迎えて陣を張った場所)である、次回トレイルDで上がって来る「雲母坂」との合流地点である。 標識bV2より「行者道」のルートでケーブル比叡(標識bV4)に到着。これで「東山コース」は終了である。 比叡山から眼下に見渡せる京の都の全景、これから巡る西山、北山、毎年登る愛宕山など十分に目を楽しませてくれました。昼食後、「北山東部コース」に入り、スキー場跡を右に見て標識au北山4」から大比叡に。 大比叡(848.3m)より延暦寺に行こうと林の中のルートを探したが見つからず、バスの出発時刻(13時50分)が迫ったために断念し、駐車場へ向かう。予定していたバスに乗車し、京都駅に到着後解散しました。 ヒヤリハット ありません |
「写真提供は石田さん」 |
京都一周トレイルC(出町柳から比叡山頂まで) | 中川 義文 |
前日の雨が上がり、12月には珍しい暖かな1日でした。参加者15名と親睦登山としては最適ではないでしょうか。前日メールで予定日変更の連絡いただき参加させていただきました。出町柳から浄土寺橋まで。街中にしては静かなコースだ。春の桜の頃に平安神宮から哲学の道を通ってこの近くまで歩く。やがて標識に従い登山口に入る。
なだらかな傾斜である。前日の雨で少しぬかるんでいる。落ち葉が滑る。この頃になると体も温まってきた。朝は寒く厚着しすぎた。登山に最適な気温じゃないかと思います。比叡山に歩いて登るのは初めてです。8月に車で延暦寺から卯木の里の棚田にいっています。行動時間5時間と案内に記されていた。 登山は、なだらかでかなり快調に進んだ。途中で他のグループを追い抜く。どの辺りだろうか京都の町並が見える。このコースは京都トレイルの番号標識が整備され判りやすいコースだ。11時頃だろうか。比叡山の山頂が見える。ケーブル乗り継ぎ駅前で昼食となる。 その後延暦寺バス停に向かう。バスの時間の都合で延暦寺にはいけませんでした。 この辺りからだろうか。八瀬の里が見渡せた。天候に恵まれた事に感謝。バス停に着く。三角点を目指す。愛宕山より低いとの事です。もしかして歴史上の偉人もこのコースを辿られたと感慨が浮かぶ。親鸞上人は延暦寺から京都を往復されたらしい。京都トレイルの魅力は世界遺産がコースに含まれることではないでしょうか。バスの時間の都合で延暦寺にはいけませんでした。 今回はメンバー表を頂き、顔見知りの方も多く楽しく過ごさせていただきました。 皆さんありがとうございました。今後も出来るだけ、この企画に参加させていただきたいと思っています。 |
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山行報告 | 吉川 靖人 | |
段取りの悪さから1本電車を遅らせてしまった。皆様にご迷惑をお掛けしてすいませんでした。
近鉄竹田で地下鉄で乗り換え松ヶ崎駅で下車する。北山通りを修学院に向かう。40年前この近くに住ん
でいたが、町の様子が一変している(当たり前か)比叡山はいまでも変わらない山容だが今日はもやの中。
京福修学院駅から白川通りを上がり、音羽川の出合いに着く。川筋に15分位行くと雲母(きらら)坂の取付だ。
急坂なので牛歩のように登る。ゆっくり過ぎると思われがちだが、後々のことを考えると、この方がいい。
それと私は明日労山の西山縦走なので、体力を温存しときたかった。落葉が濡れて、その下に石があるので
滑りやすい。時雨れてきたが、本降りにならないことを祈り一歩一歩慎重に登る。
水飲対陣跡は太平記ゆかりの地で、千種忠顕と足利勢との戦地跡らしい。ここからは緩くなり余裕がでて
くるようになる。
しかし展望はなく相変わらずもやの中。時々薄日が射すが元のもやに戻る。ケーブル比叡からは京都市街も望めない。先週の好天気が恨めしい。これから緩く車道みたいな道を延暦寺の方へ向かう。 スキー場跡を通り延暦寺の中に入る。寺境内を抜けるのに結構時間がかかる。ドライブウエイと並行しながら 玉体杉に向かう。玉体杉で昼食と思っていたが、「お腹へった!」とやたら後ろからの声が多いので手前の ピークで昼食とする。風はそれほどないのだが5分もすると寒くなってくる。適当に切り上げ玉体杉に向かう。 前方にそれらしいピークが見える。 そして玉体杉に着くと同時に青空が広がった。京都市街と琵琶湖が綺麗 に望めた。いままで展望がなかった分皆さん興奮ぎみだ。玉体杉の直径は80cm位高さは20m程 立派な 大木である。2本の杉が根元で合体した状態になっている。千日回峰の行者がここから御所を望んで天皇の 安穏を祈ったとか。さて横高山の急登が待っていた。それも束の間すぐに頂上に着く。 これから水井山まで20分水井山の登り の方が少し長かった。展望は余りないが天気は回復している。これから仰木峠まで激下りとなる。滑らないよ うに慎重に降りる。横川中堂からの東海自然歩道と合流して、仰木峠に着く。ここからは尾根通しに5年前大尾山まで行ったことはあるが、途中峠までの縦走もかきたてる。さて、左の大原方面へ降りる。立派な道だ。 15位行くと左に今日の降り口である、ボーイスカウト道が分かれる。獣道みたいで急降下である。膝が おかしくなりそうだ。やっと沢におりる。林道がバス停まで続いていた。 バス停に着くとすぐに京都駅行きのバスが来た。 今日は天気がいまいちだったので少し残念でしたが、全員無事に下山できました。皆さんお疲れ様でした。 ヒヤリハット 特になし |
「写真提供は石田さん」 |
京都一周トレイルD一口感想 | 広瀬 秀憲 |
12月12日(土)6時50分新田辺駅に集合。当初予定を変更して地下鉄松ヶ崎駅に8時ごろ到着。駅から出ると道路に水溜りがあり、どんよりと曇っていた。京田辺では青空が見え予報に反して登山日和になるとほくそえんでいたが、やはり天気予報は当たっていた。終日傘を差したり閉じたりの繰返しで、これが北山時雨だろうか?先週と比較して、黄葉もなく落ち葉の重なりが増えたようで、地面を踏み込んだ時の反発に柔らかさが増し、冬が近づいていることを感じる。
松ヶ崎駅をスタートし、白川通りに出、音羽川に沿い雲母坂の入り口に着いた。霧のような雨が降り出し衣服調整のため小休憩。ここから傘を片手に雲母阪を登ることにした。昔、勅旨が利用した道だったらしいが、両脇が切り立ち谷底のように狭く、大雨になれば崩れ落ちそうな道である。勅旨といえば、それなりの装束で単独行動ではなかっただろうに、不便な道だ。外敵の侵入に備えたためだろうか?
9時30分に水飲対陣碑に着く。ここからケーブル比叡駅までは先週と同じコースである。つかの間の陽射しと時々の雨にあいケーブル駅前の展望ポイントへ。ガスのため全く京都の町が見えず、先週とは大違いである。ガッカリ。途中「10回の京都トレイルを完歩したら、記念品が出るのだろうか?」といった話題が出る。今回の参加者が24名であるが、初回からの参加者は、すでに3名程度らしい。 根本中堂方面行きの道を左折して山王院堂に到着。ここから苔の生えた急な石階段を下り西塔に向かう。根本中堂域と違い、参拝客が少ないせいか落ち着いた雰囲気が漂っている。昼食後すぐ玉体杉で小休憩。このときだけガスが晴れ京都の町も琵琶湖(堅田あたり)が望めた。回峰行者が石の蓮台に座り京都御所に向かって遥拝をする場所だけに格別の空間だったのかもしれない。 横川への分岐点から今回のコースの難所である横高山(747M)水井山(794M)が続く。距離が短かったが、急登で足場が悪くかなり苦労した。水井山は一旦降りて再度急登のため辛さが余計に感じた。 仰木峠を過ぎ一気に山をおり戸寺に15時過ぎに到着。仰木峠からのくだりは傾斜がきつく、距離が長かったせいか、足に適度な疲労を感じ今日1日の山歩きに大満足いたしました。天候はよくなかったが、京都らしい響きの「キタヤマシグレ」につつまれ、これも一興と満足する。タイミングよくバスが来たため京都駅に向かう。車中julio広報官補佐が途中から乗ってこられた老婦人2名に席を譲りましょうかと声をかけ話が弾む。(結局最後まで席を譲らなかったが・・・?)年齢81歳の方とその妹さんで、julio氏と同年齢の息子さんがおられるということにびっくり。「私のかみさんと同じ年頃と思った」とjulio氏の全くお世辞と思えるが嫌味のない口調に、老姉妹の方もまんざらでなく話が盛り上がる。1時間のバスが楽しいひと時となりました。愉快な仲間に楽しい1日を過ごさせていただき感謝いたします。第1回こそ不参加でしたが、今後の京都トレイルは全て参加したいと思います。 |
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山行報告 | 堀尾 洋子 | |
今回はシリーズ6で大原戸寺から静市山幸橋まで12.5KMのコースです。下山口のバス時刻に合わせて早い集合時間となった。
年の瀬もいとわず32名の大所帯で大賑わいの山行となりました。バス停のショップでトイレを拝借して、よもぎ餅をゲットする。秋月さんのリードで準備体操をしてミーティングのあと出発まで30分を要して8時25分のスタートとなった。 金比羅山から焼杉山は今冬一番の寒波でうっすらと雪化粧をしている。 遠く南比良は白く光って見える。高野川の橋を渡り人影のない井出の集落を抜けて江文峠へ、平家物語の大原御幸で京の都から静原を通り後白河法皇が建礼門院を訪ねて大原寂光院へ行かれたゆかりに地である。 バイパス道路から右折をして山里の情緒ある北山らしい風情の静原の集落を通り静原神社横の公園でトイレ休憩をする。家々の戸口に白い輪がかかっていて、聞くところに依ると神に供える「御幸餅」を頭に乗せて運ぶ為の輪の台だと教わった。 そこから鞍馬に抜ける薬王坂手前にある赤松の古木の根本に南北朝時代の弥陀二尊板碑があり、峠に続く杉林の峠道を下り加茂川上流の清流にかかる橋を渡って左折して、鞍馬街 道を行き鞍馬寺の門前で記念撮影をした。 お寺巡りをしたいところであるがバスの時刻を照らすと残念ながらパスせざるを得ない。 ここから二の瀬までは川沿いの車道を歩く事になり、濡れた路面は滑りやすく足元から目が離せない。 二の瀬集落の老人クラブハウスに着いたのは11時15分で昼食休憩となった。銀杏の大木がありあの臭いを気にしながら銀杏を拾う人もあり、ゆっくりさせて貰った。 12時に再出発して橋を渡る。幼かりし惟高親王の夜泣に因んで名付けられた夜泣峠に向かう、トレイルコースは東海自然歩道と合流して落ち葉の絨毯となり、尾根道は日が差して明るく心地よい。従来のコースは栗谷又谷に下るのであるが近年になって関西電力所有の道が開かれた様で、峠から左方向へ向山ルートをとる。快適な尾根道で松葉が積み重なった気持ちの良い道である。向山のピークからは正面に大文字山と京都の町並みが開けて、遠くには鷲峰山や生駒山が望めて満足でした。1時間半程下って加茂川の橋を渡ると雲が畑街道に出て山幸橋に着いた。14時53分のバスを待ち地下鉄北大路駅へ向かい無事解散となりました。 ヒヤリハット ありません |
「写真提供は秋月、石田さん」 |
京都一周トレイルE 感想文 | 梅澤 宗平 |
感想文はこれで2回目。10月10日に入会したばかりでこんなに書かせてもらっていいんかなと思う。ただ山下さんから「そんなこと気にせんでもええ。わしは会員にもなってないのに書いた」と励まされて書いている。京都一周トレイルは@を除き全部参加している。
今回、CLは九十九名山到達者の堀尾さん、SLは百名山到達者の山口山行部長。丸山さんや金本さん岸田さんら上級組、総勢32名である。バスで前回の最終ポイントの戸寺まで行く。途中、大原何某病院という看板が車窓から見える。
1週間前の満員バスの中での老姉妹との出合いが思い出される。この病院にお二人のお姉さんを見舞いに行った帰りやったんやな。いつもならガラ空きのバスに見慣れぬ大勢のよそ者が席巻してる。ほんまに申し訳ないことをした。気持ちだけ受け取ると言われたけどほんまに席を譲ろうとしたんやで。取り留めもない話をして最後におねーさんのほうが「もう一度会えたらいいね、会えないよね」と言われました。そうしたことを思い出していると戸寺に着いた。 お土産物屋の駐車場で教育部長の号令で体操を行う。寒い。体操で少し体に柔軟さが戻る。合間を見て、黒豆もちをお土産に買う。出発。江文峠には金毘羅山登山口がある。金本さんから金毘羅山には岩登りのトレーニング場所があると聞く。私にとっては岩登りなぞ夢のような話である。ただいつの日にかと密かに胸に溜めて歩を進める。静原神社に到着する。境内には大きな杉の神木が祀られている。それより眼を惹いたのは不思議な形をした木。私には銀杏に見えたがどういう種類なんだろう?掲示板にjulioさんが写真を載せておられるので見てください。鞍馬寺に到着する。石田さんに集合写真を撮っていただく。何年か前、家内と二人で鞍馬寺から貴船神社まで山越えしたのを思い出す。 お土産物屋には記憶があるが雰囲気が変っている。前は叡電を利用したからか。京都トレイルは舗装された道路を二の瀬まで歩く。雪と凍結で路面は滑る。ガードレールはあるが谷底に落ちそうな場所もある。昨日買ったアイゼンを持ってくるべきやったか。ただアイゼンも舗装道路には使えないらしい。振り返ると女性組は道路の反対側を歩いている。女性はいつも賢く、強い。我々も真似をする。 二の瀬に近づくと雪もなくなった。大きなイチョウの木がいっぱいの銀杏を道路と川に落としている。ここらでは銀杏を食べないのか。もったいない。銀杏をあてに日本酒はうまい。二の瀬の老人クラブ前の庭を借用して昼食をとる。岸田さんがバーナでトマトスープを作る。秋月さんが様子を見に行く。ここは遅れたらあかん。ご相伴にあずかる。心も体もあったまる。岸田さん御馳走様でした。 二の瀬から夜泣峠を経て、向山へ登る。途中、曲がりくねった道を長蛇の列が登る。壮観である。昔から夜泣峠は利用されていたことを看板で知る。向山山頂で2回目の集合写真を撮る。あとは山幸橋から14時58分のバスを乗るために少し移動するだけである。ただ、このまま行くと早くバス停に到着してしまう。 向山近くの広場で時間調整する。山口山行部長から今後の京都トレイルの計画のお話があった。詳しくは掲示板で佐坂さんの報告を見てください。ただ、この感想文がみなさんの目に触れるときは京都トレイルも最後のほうになっているのかも。とまれ、折角、時間調整したにも関わらず、結果的には山幸橋に1時間近く早く到着した。 みなさんの健脚が時間を狂わせてしまった。でもほんの小さな事故もなく、無事32名が完歩できたことは素晴らしいことです。堀尾CL,山口SL,それにアンカーマンの佐坂さん御苦労さまです。いつの日か私もみなさんのお役に立ちたいです。 PS 解散してからいつものように反省会をした。今回は二の瀬の銀杏が頭の片隅にあって熱燗にした。あんたの心も「あつかん」よー。 |
京都一周トレイル第6回に参加して | 中廣 正典 |
実のところ感想文を引き受けた事になったのか否か、よく分からない。確認する程でも無いし、感想文が2件あってもいいだろうし、気持ちよくトレッキングさせて貰った事でもありと云うことで投稿することにしました。
さて今日の第6回トレイルは、大原戸寺→江文峠→静原神社→鞍馬寺→二の瀬→山幸橋の行動時間凡そ5時間のコース。京都一週トレイル参加は、第3回、第4回に続き今回が3回目になる。今までの私の京都トレイルコースの足跡は、点と線の虫食い状態。今回の企画に出来るだけ参加することにより、少しは線を繋いで行けたらと思っているのですが・・・。 天候の方は師走であり京都北山のこと寒いのは当然ながら晴れたり曇ったり、山行にはもってこい、十分に満足出来るものでした。ただ寒気団到来の予報で雪を期待しアイゼンを持参したのですが、空振りに終りました。参加者は今までで一番多い33名(男21名、女11名)、素晴らしい参加人数だ。京都田辺山友会を喧伝するに十二分でしょう。 戸寺でバスを降り、地元の産物を売る店の前でスタート準備をする。店は未だ準備中であったが、快くトイレを貸して貰えたようだ。その粋に感じたのか、我がメンバーの何人かは草もち等を買い、早速山行前の腹ごしらえをしていた。私も少々ご馳走に預かったが、朝食が早かったこともあり本当に美味かった。 コースは特段厳しくも無く、時間的余裕も十分と云うことで班を男性Gr、女性Grとし、先頭を女性陣が行く体制をとり、戸寺を8時15分に出発した。この試みは私にとっては初の経験で新鮮味が感じられた。しかしスタート後程なくして女性陣のスピードが速すぎると云うことになり、男性陣が先を行くことになった。普通では考えられない事でしょうが、これも又何とも愉快に感じる事でした。我が山友会女性陣の元気を象徴しています。そしてこの布陣も程なく徹底を欠く仕儀となる。つまり男性陣に混じる女性、女性陣に混じる男性が出たと云うこと。でも楽しく安全なこのコース、いいではありませんか! 9時半、高天原、高千穂降臨、天武天皇臨幸と云った由緒ある静原神社でトイレを兼ねしばし休憩する。そこから日陰に残る雪を踏みしめながら伝教大師ゆかりの薬王坂を超え、鞍馬寺前到着10時40分。鞍馬寺参拝は時間的にちょっと無理となり写真撮影程度の休憩で、鞍馬街道を昼食予定の二の瀬に向かう。この鞍馬街道、歩道が無く時に雪がアイスバーン状になっており、車も頻繁な為冬のコースとしては少々危険に思えた。 人も滑るがそれよりも車がスリップし、突っ込んで来ないかとヒヤヒヤものでした。二の瀬着11時10分、地元老人会の集会所の庭を借り直ちに昼食。日当たりも良く下見山行の際見つけておいたと聞きましたが、文句無しでした。11時50分出発、375mの夜泣峠を登りきった所で時間調整を25分するも残るは下りのみ、予定の山幸橋には14時53分に到着する。次のバスが来るまで1時間ある。メンバーの中から未だ歩き足らないし1〜2先のバス停まで歩いては、との意見出るも山行部長の許可が出ず雑談で時間待ちする。これもひとつの見識でしょう。(もし乗り遅れると数時間バスは来ない。) 登りの標高差200m弱が二箇所のみのこのコースは、うっすらと雪化粧の静かな集落と里山であり、汗をかくことも無く冬木立の間を縫った、気持ちよい余裕の山行でした。 CL、SL、同行の皆さん、楽しい山行有難う御座いました。 |
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山行報告 | 山口 博 | |
このコースは昨年度の春の市民ハイキングで歩いたコースですが、26名の参加があり、昼食時にパラパラと雨が降りましたが、風も無く暖かな冬枯れのハイキングを楽しむことが出来ました。
山友会特別企画の京都一周トレイルも11月にスタートして今回で11コースの7回目で参加メンバーも固定して来ている様で、今後新しい方の参加が望まれる。 今回下見も無く本番を迎えましたが、北大路のバス停が地下鉄駅の市営バス停で無く、北大路通の京都バスの停留所で少しまごつきましたが、乗り換えの時間に余裕が有りバスの時間には間に合いました。 前回のNO55から北山コースの終点N094の金鈴橋(清滝)までの15キロのコースですが、山幸橋登山口の130mから最高度は城山下峠の450mで後は大きなアップダウンも無くて快適なハイキングコースです。盗人谷から氷室口までは舗装道路を歩きますが、京見峠からはトレイルのハイキング道で、標識を見ながら歩くので迷うことも無く、沢池には11時20分に到着しました。 私は去年来ていますが初めての方は美しい沢池に感激していました。 20名位のグループがバーべーキューをしていて隣で焼肉の匂いをさせていて、幻想的な静かな風景とミスマッチで有ったのは些か残念でした。 高尾の白雲橋までは北山杉の植林帯を歩きますが、綺麗に手入れされて真直ぐに伸びる幾何学模様の杉林は人工美の美しい風景を醸し出しています。 金鈴橋には予定より早く14時15分に到着しました。 バスの時間を見ると清滝発14時24分で次まで40分もあり、慌ててバス停まで走りました。 先頭の方がバスを止めて呉れて、何とか全員無事に乗車出来ました。 京都駅で解散しましたが、早く帰って来ましたので有志で忘年会で盛り上がり今年の山行も無事に終りました。皆さんご協力有り難う御座いました。 ヒヤリハット ありません。 |
「写真提供は秋月、石田さん」 |
京都一周トレイルFに参加して | 薗上 雅晴 |
前日の快晴と変り朝から花曇りでしたが山口リーダーが朝早くにインターネットで今日は大丈夫と調べられたとの事で挙行されました。
前回Eに参加し面白かったので申し込みました。Eに参加するときに舐めてかかっており、トレッキングシューズではなくウォーキングシューズで参加し足回りに難儀したので今回は日帰り完全装備で参加しました。 行きのバスに乗るとき乗り場を間違いもう一歩でそのままバスを待ち続ける事になりそうでしたが直ぐに気が付き無事バスに乗車、途中運転席前の窓ガラスに小粒の雨がついていましたが山幸橋に無事到着、いきなりの坂道でしたが全員快調に進み山越え(今回に一番高い所)から氷室へ向かいました。 この間の道は雪の後があり歩道が凍っており何度も滑りそうに成りながら氷室神社前に着き、神社の案内板を見て「昔はこうして氷を夏場まで保管したんやなー」といいながら京見峠へ向かいました。そこから上ノ水峠へ黙々と歩く(途中の道は鹿が畑を荒らさないように網が張ってあり地球温暖化の影響かと思いました)沢ノ池までは細い山道あり自動車道路ありと色んな道を歩みましたが、落ち葉が敷き詰められた登山道はまるでフカフカの絨緞の上を歩いているようで気持ちが良かったです。 幸いにたいした雨降りにならず沢ノ池に辿り着き昼食に、私は沢ノ池とは初めての出会いでしたが水は濁りが無く澄んでおり、湖面に写る逆さ山林の美しさには暫し食べるのを忘れる程でした。 リーダーさん良くぞこんな絶景ポイントに誘って頂いたと感謝しました。全員の写真を撮るのに見ず知らずのグループの人に頼みしかも4台のデジカメで厚かましくも依頼したのには流石京田辺山友会と思いました。食後高雄橋へ一目散、比較的アップダウンの少ないみちをひたすら道標の番号が増えるのを数えながら進みました。 名勝高雄で清滝川に架かる川床を横目に清滝へ、もう最終地点が近いと言う頭があるのか足並みも早く進みました。更に清滝橋からバス停まではもしかしたら2時24分のバスに乗れるかもと聞こえて来、後は脇目も振らずバス停に一気に早足で、この日一番の体力消費で全員汗だくになるも無事バスに間に合いました。(秋月さんがバスのステップに止まりバスの出発を阻止した努力もありました) 全員予定の帰路時間より1時間半早くバスに乗りました。清滝橋の手前位から雨が本降りになり、このバスに乗れなければ全員狭いバス停で雨宿りするところでしたのでまさに間一髪でした。 リーダーの山口さんご苦労様でした、私はこのトレイル、次は仕事の都合上I回目しか参加出来ず残念です、是非とももう一度の機会を望みます。 |
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山行報告 | 中島 貞夫 | |
京都一週トレイルも8回目となって同じ顔ぶれも多くなって30名を超える参加者となり、3班に編成してのスタートとなった。スタート前に秋月さんのリードで柔軟体操をして清滝川へ下る。清らかな流の横を歩いていると気温の低いのが体を引き締めてくれるようで気持ちがよい。
水尾への分岐の出合から急坂の自動車道を登り、高尾・嵐山パークウエイの交差するところから右の山路に入る。ここからは京都西山トレイルの標識とは違うルートで小倉山(296m)を縦走する、途中京都市街や東山の見晴らしのよいところで、いままで歩いてきた山をみて感慨に思う人も多かったと思う。嵐山の亀山公園から保津川の流れを見下ろす、観光シーズンには保津川下りの通船でにぎわう様子が見られるのだろう。
観光客がおおい川岸から渡月橋を渡り右岸の松尾山の登山口までは狭い道でバスも交合通行している。登山口にはトレイルの標識があるが巾50〜60cmの路なので気をつけていないと通り過ぎてしまうところだ。民家の裏へ回り込むように進むと両側が竹林の山路で松尾山の頂上まで登りが続く、今日のメインルートだった。山頂には20人ほどの登山客が食事中で我々はしかたなくその横で昼食にした。ここからはトレイルの標識にしたがって西方寺の方向に下る。しばらくはハイキングみちらしい歩きやすい尾根路で、急に下るとお寺の横にでた。 乾燥した苔の庭には魅力はない。西山トレイルもここで終了、ここからは東海自然歩道に入り馬堀の案内がある唐櫃越のコースを西に進む。住宅地を過ぎると墓地があり落ち葉に足を取られながら尾根を登って左に桂坂の住宅地が見え出したら、もう30分ほど歩くと下山路の分岐があり、下り坂の先は住宅地、バス停もすぐ近く、無事に下山。京都駅行きのバスに乗り解散した。 ヒヤリハット なし |
「写真提供は秋月さん」 |
京都一周トレイルG | 大谷 典子 |
ご来光の洗礼を浴びて一日を始めるときの爽快感。それが初日の出だったらもっと感動でしょう。生まれて初めて66歳に出会った初日の出。本年の山友会の安泰をお願いしました。 自分のクレイジー加減が知れて恥ずかしいですが、今年も山歩きよろしくお願いいたします。
穏やかな海面がかすかにかすかに染まっていく。息を止めて見つめるむこう大空いっぱい赤く色づいた雲間からぽうっと顔を出した初日の出。瞬きも忘れて美しい光景に見入りました。地平線からお日様が昇ってくるとは、天地がひっくり返ったとしか思われない出来事でした。山歩き者にはご来光はいつも山の端から始まり、山影に沈むか、地平線に落ちるかの決まり事でした。「どうなってるの?信じられないことね。」と連れに申すと「あたりまえやんか、ここは高知、太平洋に向かって立ってるんだから。」そうそう私は今をときめく竜馬様の愛した桂浜の近くに来ているんだった。日本海ではなかったんだ。ということで元旦早々頭が混乱したことを申してトレイルのお話です。 東の空が明るくなる頃家を出て夕日を眺めて帰宅、一日お日様と一緒に歩いてきました。清滝川べりを30数人堂々と歩きだした。2〜3匹の大魚も伴走。幸先よい初歩き。中島CLさん女性陣のワッハハパワーに押されてつい足早になった。ゆっくりゆっくりの待って信号多発。お正月のごちそうで少しばて気味の男性陣。先頭交替してやっと落ち着いた。 小倉山展望所。くっきり澄んだ青空に天竜寺、念仏寺,大覚寺の大池がきらきら光って見えた。どうしても渡月橋をバックにしたいからと逆光を承知で記念撮影。顔黒でどなたかわからないかなと思って、HPを開いてみたら皆さん素敵な表情で写ってました。 嵐山方面に降りる時のハプニング。引き返す男性方を、茶目っけ女性二人がお手トンネルで迎えた。くぐる男性の照れ様。嬉しそうな方も余りの純情な表情に思わず「御卒園ですか?お目でとう。」と声を掛けてしまいました。「中学の時このトンネルをくぐるのにはずかしかったな。」と洩らした方がありました。いくつになっても遊べるじじばばでした。 嵐山公園でトイレ休憩.保津川下りでにぎわう川は、水なしで大きな岩がごろごろ寒々してました。公園を下っていくと所々に百人一首を詠んだ小さなお札が足元にたっていた。風情がありますね、さすが京都と思いつつそこを過ぎるともう嵐山。降り立った右岸には高級料亭がびっしり。観光客もまばらな渡月橋を3人家族を乗せた人力車が軽々と走り去って行った。松尾山の急登をスリムになった男性と正月メタボの男性が猛スピードでかけあがっていった。朝がはやくて腹ペコで昼食が待ちどうしかったんでしょう。 昔の西芳寺は山門から中が見えたのに今は重い扉に遮られひっそりしていた。唐ト越えに向け墓地を登った。難儀なお墓参りに大変でしょうと思いながら最後の登りを超えた。竹林でたき火。竹の節が燃える時の爆発音を聞きながら桂坂のバス停に到着。体調修復をかねた観光トレイル第8ステージ楽しんできました。皆様ありがとうございました。 |
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山行報告 | 吉川 靖人 | |
仏舎利塔前でバスを降りると雪が舞っている。一段と寒さが増すが皆さん元気だ。今日も25名毎回盛大だ。 5分位歩くと洛西の森でトイレと広場がある。ここで準備体操と班分けを行う。まず首塚明神へ向かう。早速 早いとチェックされてしまう。舗装道路が終わり山道に入る。なぜかほっとする。斜面には所々雪が積もって いる。風がないのでそれほど寒くない。農道に出ると首塚明神だ。こじんまりした神社だ。左へ入り農道が終 割っている。ここから取り付くのだが急登の連続だ。始めは話し声が聞こえていたがしばらくするとおとなしくなっている。息つく暇もない。2本鉄塔を通過しNTTの管理道に出る。この道に出るのに1m位の高さのフェンスを越える。10分位歩くとまた近道の為のフェンス越え。難所だった?西山団地を突っ切って大暑山に取り付く。西山団地は住宅地と小さな工場の集まりで、こんな高地(460m)に住んでいるのかと驚かされる。暑山へははっきりした道で雪が薄っすらと積もっている。アイゼンを着けるほどでもない。20分位行くと最高点となり右へ10mほど行くと大暑山頂上である。展望は皆無だが風がないのでそれほど寒くない。元の最高点まで戻り小塩山へ向かう。空が明るくなり陽が射してきた。頂上への舗装道路に出て5分位登ると左に降りる道がある。右へ行くと小塩山頂上だが、今日は割愛。どんどん下って行くのはいいが、落葉が道の溝に溜まって、その下に小石等があるので歩きにくい。酔った気分である。そういうことも手伝って(言い訳)金蔵寺の分岐を見過ごしてしまった。
降りた所は正方寺であった。ここで昼食とし登り返すことにする。金蔵寺までは車道で登り返すにはかなりつらい。車がやたら多い。花の寺が近くにあるからだろうか?やっとのことで寺に着き山道に入る。結構きつい登りで外畑からの車道に出る。ここから杉谷までは平坦でほっとする。杉谷から右へ折れポンポン山へと上がっていく。急登をの登ると京都市街が望める。疲れた取れる瞬間だ。ここからは頂上は目の前 ゆっくりと歩を進めポンポン山に立つ。ポンポン山は昔「加茂勢山」と呼ばれていたらしい。頂上の端っこの場所で足踏みをすると、なるほど「ポンポン」と音がする。記念写真を撮り下山にする。途中釈迦ヶ岳を通過し、善峰寺へ向かう。急降下である。慎重に下る。善峰寺のバス停に着くが、2月末まで期間運休だ。仕方なく灰方まで歩くことになる。下りなのでそんなり苦にはならない。小1時間位で周りの景色を堪能して灰方に着いた。ちょうど阪急向日町駅行きのバスに乗れた。今日はちょっと遠回りしたけれど20km位歩いたであろうか。参加の皆さんお疲れ様でした。 ヒヤリハット 特になし |
「写真提供は秋月さん」 |
京都一周トレイル9回仏舎利塔前から小塩までに参加して | 樺山 ヒロ子 |
京都一周トレイルもいよいよ終わりに近づきました。嬉しさと少し不安ながらも今回まで順調に参加できています。1月16日、9回目が一番長く歩いたように思えます。夜がまだ明けない内に出て、暗くなっての帰宅でした。スタートしてすぐに天気も少し悪くなり、足元に注意し、気を引き締めてさっそうと歩く。上りはきついけど、女性陣はおしゃべりしながらも歩くのは早い。
途中時々ストップがかかる。朝も早くお腹もグーグー さあ一番楽しみな昼食 おいしくいただいてる内に雪がちらほら あわてて仕舞い込み午後のスタート。のどかな里を満喫気に歩く。ポンポン山頂上では天気も良く田辺のわが街までよく見渡せて、あの場所から歩いて あるいてここまできたんだと感激!しばらくはルンルン気分でしたが、そう簡単には終わらないよと“今日のコース一番かな”難所がお待ちでした。最初はこんなことになるとは知らず落ち葉の上歩くのは気持ちいいよね足が楽よねと余裕たっぷりな声が、あちらこちらからワァーキャーとき色い声にかわり出しこれはまいった。どうにかならない。 後半はまだぁ〜まだぁ〜と なが〜い落ち葉たっぷりな急坂をひたすら下りつづけました。さらにおまけ付でバス停目指して歩け、あるけでした。でもみなさん元気いっぱい!ワイワイ、ガヤガヤ、なんでもない事に笑いあり話がとんだ方向へ飛ぶ楽しい時間 でも足はクタクタ 楽しく、苦しい?コースでした。あと2回です 完歩しましょ 元気に!!!サ、歩こ!! |
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山行報告 | 植西 晃干 | |
予想外に多くの参加が有ると聞き、急遽SLと相談し、下見コースじゃなく少し短い未経験コースを選ぶ。はたして間違いなく行けるだろうか心配していましたが、なんとか皆さんの教えを得ながら完歩する事が出来ました。
途中一部の方が足の痛みを覚えましたが、それも心配する程の事もなく、天王山を降り山崎に着く頃はほぼ想定内の時間でした。
ヒヤリハット なし |
Photo by S.Okabe
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京都一周トレイルIに参加して | 石橋 伸一 |
小塩バス停で前回コースを引継ぎ、急坂の舗装道路を善峰寺へ向う。前回はここを下ったので感じなかったがこれがなかなかの坂。駐車場で一息、準備体操後、左手から登山道に入る。ほどなく釈迦岳への道と分かれ柳谷観音を目指す。
山を巻くようにゆるやかな登りをくり返す。前方左手には樹々の間から京都市街と比叡山、東山連峰がチラチラと(但し、展望できる場所はわずか)。河川源流部と書かれた標識をこえると下り、小さな川にそって下ると突然、民家が現れ大きな道路に出た。大沢とある。産直の特産らしいシイタケ売場があり、若干予定が遅れる。 大きな舗装道路に興醒めしながらベニーカントリークラブを見て納得。京都、大阪の府境の峠をこえると、今度は道路の大規模な拡張工事、車はほとんど通らないのに必要なのか、事業仕分け「コンクリートから福祉」の必要性を痛感しつつ下って行くとほどなく柳谷観音到着。バス停前広場で昼食、陽射しはあったがさすがに大寒(1/20)直後、薄着で来た私にはふるえながらの食事でした。 この後、急坂のバス道を下って右折した所で、〇〇さんのメガネ事件(詳細は参加者の方へ)そして坂を登って左へ天王山の標識がありやっと登山道へ。ここからの道はよく踏まれ、整備され、道幅も広くなによりも石ころなどの障害物が少なく快適なハイキングコース。ゆるやかな上りを約30分で天王山山頂へ。 270mの山頂広場は樹林に囲まれ展望なし。「天下分け目の天王山」その歴史に思いをはせながらすぐ下の展望台へ。ここでは三川合流地点や石清水八幡などの大展望が「つわものどもの夢のあと」を眺めながら瞑想しつつ山を降りはじめたら再び興醒めの景観。美術館前からの舗装道路、コンクリで固めた道路を下りながら現実に戻って大山崎駅についた。 歴史的風土をこれほど無残に壊した人間のおろかさに自然保護の大事さを痛感した山歩きでした。立派な登山道が大きな車道に寸断される無念さ、私だけでしょうか。 |
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山行報告 | 佐坂 茂美 | |
昨年11月13日から開始された記念山行の一部、京都一周トレイルの最終コースであるJR山崎ー御幸橋ー石清水八幡宮(男山)、甘南備山ークラブハウス「山ルーム」をゴールとする山行の開始である。
参加人数総勢37名(守口さんは途中から参加)を3班に分け、SLに山友会の重鎮、中島さん、各班長に大先輩の植西さん、今年百名山を達成する堀尾さん、若手のホープ吉川さんと、最終トレイルを飾るに相応しい陣容で体制を組みました。 JR山崎駅で各班の人数確認した後、ルート変更の案内。下見では木津川沿いのサイクリングロードを歩き、今は流れて無くなった“流橋”関谷橋を渡り大住駅を抜け竜王こどもの王国より甘南備山を行ったが、このルートを変更し八幡駅より石清水八幡宮へのルートはケーブル下の登山(ハイキング)ルート、石清水八幡宮からの下山は男山への山道を下ることを説明し、いよいよ出発した。 山崎の街中を抜け桂川左岸を歩くと、土手下には未だ朝霜が溶けやらず。三川の向こう岸には男山が緑を携え待ち構えてくれている。先頭を歩くが、どうも私は早足のようだ。後方を見やりながら歩くが、それでも列が長くなる。第二京阪国道をくぐり、側道を捕まえ、桂川を渡り、淀川、木津川にかかる2つの「御幸橋」(淀川御幸橋=262m、木津川御幸橋=352m)を渡り八幡市にはいる。 ここから神応寺を起点とする「こもれびルート」を登り八幡市の最高点「鳩ヶ峰山頂、142.5m」(甘南備山の方が高いぞ!)を経由して石清水八幡宮へ到着した。八幡宮では節分行事「鬼やらい神事」のためか屋台が数多くでておりさながらお祭り風景の様相を呈していた。下見の時にも厄除大祭「焼納神事」で賑わっており実に幸運な巡り合わせです。 ここで30分の昼食休憩をとり、林間の「せせらぎルート」を使い下山。しばらく街中を通り、山手幹線を歩き旧道から「中島ルート」に入り、竜王こども王国へ。私は残念ながら、守口さんとの待ち合わせ地点へ単独行のためこのルートは通らず)。 こども王国で合流後、枚方カントリー、田辺カントリーの間に位置する本来は通り抜け禁止の道を抜ける。三角点201.6mで「ウメの小径」に立ち寄り五分咲き程度の紅梅を観賞し春の訪れを楽しむ。 この後、秋月さんより「西上ルート」なる甘南備山へのルートがあることを教わり、秋月さんを先頭にトレイル最後の山、甘南備山へ。 山を左に巻き、登攀。山友会に相応しいルートである。最後の汗をかき、漸く甘南備神社到着。ここで山ルームで打ち上げの準備をして頂いている山口さんに凡その帰着時刻を連絡。タマミズキの赤い実を愛で、記念樹の前での集合写真、今回のトレイルの完歩者4名(白波瀬、秋月、畑、樺山)の記念写真撮影を終え、15時55分前述4名を先頭にゴール地点山ルーム到着。迎への山口さんと思わず“握手”。終わった!!! |
「写真提供は梅澤さん」 |
小春日和に恵まれて | 白波瀬 勇 |
昨年11月から創立30周年記念行事として10回に亘り実施されてきた京都一周トレイルもいよいよこの日が最終回である。途中の駅から乗車の皆さんを加えて、今回の参加者は実に35名に達した。
今日は最後を飾るにふさわしい快晴だ。新田辺駅を発車して間もなく、東のやまなみから日の出を望むことが出来、今日の佳き日を祝福するかのようである。前回のゴール地点であるJR山崎駅から田辺山友会の御一行様が歩き始める。35名となるとその列はさすがに長く、実に壮観である。 霜の降りた川原をめぐって「こもれびコース」を石清水八幡宮に向かう。このコースは、初めてで工夫を凝らした選定が嬉しいものである。低山でも山は山であり、快い汗が出てくる。やがて境内に入って昼食タイムとなる。折しも八幡宮は大祭が開催されていてテント張りの店が多く出店し、休憩時間の30分が短く感じた人もあったかも知れない。石清水八幡宮を下り京田辺市へ向う歩道に差し掛かると3班に分かれていたのが、ばらばらとなり、交流の場となった。それぞれ談笑しながら歩くのも楽しいものだ。沿道には豪邸や自動車の解体工場が目につく。 花住坂付近から甘南備山を目指す。この道を歩くのも初めてで、そよかぜ幼稚園や野外活動センターの建物にお目にかかる。まもなく頂上との想いも山ルームでの準備の関係で時間調整をする。さながら旅客機が着陸態勢に入ったと思ったら旋回して管制塔の応答を待つのに似て、国道307号の登山口から山頂にたどり着くことが出来た。神社で無事踏破できた事に感謝して手を合わせる。芝生広場で記念撮影を済ませ暫らくすると目前に眼をみはるばかりに真赤な実をつけたタマミズキが我々を歓迎してくれた。 山友会特別企画にふさわしく、創意工夫を凝らして、下見も実施しての山行は、参加者に新たな発見もあり好評を博したのだと思う。 更に早朝の集合時間にも関わらず、参加者の受付とサンキュー切符の購入の労をいとわずお世話下さった担当者の皆様に感謝したい。山行部の皆様の努力によってこの企画が大成功を収めて終了したことを感謝するとともに、喜びあいたいものである。 やがて諸準備をして下さった皆さんの祝福を受けて山ルームに無事到着。そこには冷たいビールとぜんざいが待っていた。 |