鷲峰山地蔵道コースのお地蔵さんの前で一休み


山行日
2009年5月31日(日)
天候
雨のち晴れ
コース
新田辺8:05⇒8:55湯屋谷会館9:10⇒11:20多宝塔⇒12:10ハイクセミナー14:05⇒多宝塔14:10⇒15:20お茶をよばれる15:50⇒16:15維中前16:32
参加者
リーダー:橋本 西上  サブリーダー:橋本 鈴木
男性:石田・岡部・金本・北川・白波瀬・津田・坪田・中廣・丸山・山口・山下・遊佐・弓仲・吉川
女性:市橋・加藤・岸田・西上・山田
合計:23名    

 

    山行報告  橋本 香代子

 早朝は雨で空もかなり暗かったが、天気予報は次第に良くなるとの事だったので、予定通り 決行。23人が集まって下さった。前もって宇治田原町役場に拾ったゴミの収集の件で電話を入れるとその日は町の一斉清掃日でもあるとのことで、とても喜んで下さった。

 23人と多人数なので2コースに分かれた。@コースは上りはじめはゴミがなく宝探しをする様な状態だったが、その内ビールの缶やらビニールやら出てくる出てくる、林道に出ると車からのポイ捨てと思われるゴミがいっぱいだった。Aコースはあまり歩かれていない道なので、 古いゴミ類が多い、道に木の枝が散乱しており、これもクリーン化だと思い除去しながら歩い た。昼食のあと、教育部主催のハイキングセミナー「山での救急対応」を終え、大道寺道のゴミを拾いながら下った。

  村にさしかかったところで、区長(下岡さん)に出会い、ゴミ置場を指定して下さり、おまけにご苦労様ですと、とても喜んでくださり、ご自宅に招いて下さって取れたての新茶を全員にごちそうしてくださった。まったりと甘くおいしいお茶だった。今迄に何回もクリーンハイクを行ないましたが、このような接待を受けたり、感謝の言葉をかけられたのは始めて、気持ちまでクリーンになりました。                            

収集ゴミ量
       燃えるゴミ・8袋   缶・7袋   ペットボトル・2袋   ビン・1袋

 

 

湯屋谷会館前でゴミ袋の配布やクリーンハイクについての説明がある 

 班分けやコースの説明

こんな道でも空き缶などが捨てられていた 

 鷲峰山の一等三角点(681.17m) 山頂はここから南西へ約700m

三角点のすぐそばにある 天測点  

鷲峰山頂上(682m) 左の石造物は重文の宝篋印塔

金胎寺本堂前広場で「山での救急対応」講習会 

 雨合羽利用の背負い具で実際に人を担いでみる

金胎寺行場巡り入り口のかわら投げは誰も的の輪に入れられなかった 

腕に拾ったゴミの重みがズッシリとくる頃、やっと集落が近づいた 

集めてきたゴミを分別 

本日の収集ゴミの勢ぞろい たくさんありましたね!! 

区長さん宅(久五郎茶園)でお茶のお接待を受ける 

本当においしいお茶でした  


    鷲峰山クリーンハイク&第4回ハイキングセミナー      石田 輝夫 

 朝いつものように、5時半頃、リリーの散歩に出ようとすると小雨模様、ちょっと心配しましたが、天気予報では曇り後回復の予想だし大丈夫だろうと、7:40頃新田辺駅バス停に到着。すでに10数名集まっておられる。 すごい、総勢23名(会員の25%以上)の参加、会員のモラルの高さに敬服しました。 新人3人組も(津田氏、坪田氏との)、3月の高取城跡ハイク以来の揃い踏み。

 バスは貸し切り状態で、宇治田原の工業団地口下車、湯屋谷公民館前で準備作業。 橋本夫人のクリーンハイクの趣旨説明、京都労山の各会で府下の山を分担して一斉清掃を、 6月第一週の日曜日に開催とか、5月の最終日曜日開催を理解。(京田辺市は6月の第一日曜日は一斉清掃日のため)橋本御夫妻の的確な裁きで23名を2班に班分け。(湯屋谷コース、地蔵道コース)新人三人共地蔵道コースのゴミ拾い(ペットボトル、缶、紙、ビニール)担当、山道はゴミが少なく、杉木立の間を抜けて、高圧線鉄塔(碍子取替工事中)の横を通って、鷲峰山山頂付近へ、ちょっと寄り道して一等三角点、天測点を目指す。 (木立の中で眺望はなく)、

  *天測点(天文測量を実施するために設けられた測量標、三角測量の補正を行うため星を観測して座標を決める。菱形石柱で全国48ヶ所設置)

 本堂、多宝塔広場(金胎寺)に到着、すでに湯屋谷コースの班は到着して昼食中。 取りあえず、初めてなので、ザックを置いて、鷲峰山最高点の空鉢の峰(682m)へ、 正安2年(1300年)に建てられた宝篋印塔(重文)を見て、曇天で、(前方に琵琶湖、左に愛宕山、正面に比叡山、右に比良の山が見えるはず)眺望は望めず残念でしたが。

 昼食後第4回ハイキングセミナーの開催(山での緊急対応)約2時間、橋本御夫妻の深い経験に基づいた設得力ある説明と、実践・実演で、本当に有意義なセミナーでした。 御夫妻の常備品説明はノウハウの固まりで、今後自分の装備に役立ちます。 ポリ袋利用の簡易肘当て・ストックを利用した簡易松葉杖・ビニールシート利用の簡易タンカ・雨具を利用した簡易背負い器具等実演での説明。自在糸ノコでの木切断、その他止血方法、会員証携行の必要性、数年前に事故に遭遇された人の生々しい迫力ある体験談等、充実した緊急対応セミナーでした。実践する事がないのを願いますが、身に付けて冷静な対応を図りたいものです。

 セミナー終了後、金胎寺境内見学。(自衛隊みたいな迷彩服の親切な管理人のご厚意で) 行者巡り入り口付近で皿投げに挑戦(5皿200円)するも輪に一回も入らず、3皿7〜8名挑戦し。展望は茶畑が見事でしたが、遠方は曇天で、晴れた日は曽爾高原まで見渡せるとか。下山道は観音山休憩所を通る旧登山道(大道寺道)。下山始めは、小石の多い急坂の道で苦労しました。 県道に出て、民家(立川段橋付近)付近で、橋本夫人が畑作業の人にゴミ回収物の集積場所を訪ねると、その人が地区の名士でして、ゴミ拾いの御礼にと新茶の試飲にありつける事になり、自宅でご招待を受けました。

 試飲出来る立派な土間(10人以上座れる)があり、表彰状が一杯飾ってある旧家でした。2万円/1kgの新茶を23名全員に振る舞ってもらいました。 茶器を湯で温めて、ぬるめの湯で時間をかけて丁寧に茶を入れて下さいました。ほのかに甘くふくよかな味わいでしたが、量が少しで?横のお茶加工工場もちょっと見学。この茶園を紹介している産経新聞を戴きました。

 概要は
  * 久五郎茶園 (茶匠 下岡久五郎氏)創業天保五年、2年前天皇杯受賞の一流茶園。 ・ 製法は朝摘んだ葉を、その日のうちに、高温の蒸気の中30秒通して蒸し上げ 冷却し、熱風で乾燥しながら機械揉み4〜5時間かけて「荒茶」にして茶市場へ出荷。仕入れた茶問屋がさらに茎や粉などを除いて、味や質を整え流通へ。

  *宇治田原町は鎌倉時代から茶の産地で、宇治茶の主産地。蒸した茶葉を揉みながら乾燥させる煎茶の製法を生み出した永谷宗円(1681〜1778年)の出身地、湯屋谷地区に生家復元され公開されている。町内500軒を超える農家が約200ヘクタールで生産。

 初めてのクリーンハイク&セミナーの参加でしたが、ごみ集めだけでなく、橋本御夫妻はじめ諸先輩より、色々の事を教わった充実した一日でした。反省会は都合で参加出来ませんでしたが。今後も新人として、出来る限り例会に参加して頑張りたいと思います。