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2020/03





    
             山行部部長 小川 弘二

                  低体温症の対策 「濡れ」への対策

れても冷えないために
山の上で直接雨に打たれながら歩くなんて無謀なことはしないと思いますが、気をつけたいのは汗によ る濡れやレインウェア
やジャケットを着たことによるムレで濡れることです。これは通気性の良いレイ ンウェアと吸汗速乾性のある肌着を用意するこ
とで軽減できますからぜひ準備しましょう。

最近では濡れのリスク認識が高まって来たため、汗冷えを意識した商品がいろいろ開発されています。
こちらは速乾 T シャツなどの下に着て汗をかいても雨で濡れても肌をドライに保つという商品だそうで す。

ウェアについても、ゴアテックスだけでなく汗を逃がすタイプの素材がいくつも開発されています。ム レによる濡れを防ぐために
もこのような装備を準備しましょう。

濡れないために
良い装備を準備したら、あとはこまめな気遣いでなるべく濡らさない努力をしましょう。

 • 雨が降ったら面倒臭がらずにレインウェアを着る
 • 暑くなったら面倒臭がらずに一枚脱ぐ
 • ジッパーの首もとを開けたり袖まくりをして熱を逃がす
 • 小雨になったらフードを外し頭と首から熱を逃がす

「風」への対策に

さらされない努力
登山中の風は体力を奪います。かと言って風があるからといって休憩していては前に進めません。風が 強い稜線などを歩く時
は知らずのうちに体が冷えていることがあるでしょう。
「あぁ、あそこの尾根からは風が強そうだ」と思ったら事前にレインウェアやウィンドブレーカーを着 てからその場所に行くことが
大切です。気づかなければ、気づいた時点で早めに岩の陰や尾根の反対側
の風が強くない所に隠れ、荷物を飛ばされないように気をつけながらサッと着ます。

休憩時の風対策
休憩時は無風でも汗が冷えて体が冷えたりします。そこでリーダー格の人は当たり前のようにされてい る休憩時の工夫につい
てかいておきます。

• 「もうそろそろ休憩だな」と思ったら風の当たらない場所を探しながら歩く
• 風が一方向から吹いているなら、反対側の尾根の尾根や岩の陰に隠れる
• 風を防げるものがなければ、場合によっては立ったままの小休止で食べ物を口に放り込んだり、 ポケットに入れて食べながら
 歩く 
 
 


     
       京都田辺山友会はいつでも会員募集をしています。


     
              ※山行届等の提出先

     山行担当者は山行届・下山報告・山行報告書を山行部長
     に提出してください。
     「かんなび」原稿は会誌部長へお願いします。
     それぞれの用紙は様式集からダウンロードで入手できます。

     




 




リーダーの任務は
●目標や目的をやり遂げメンバー全員を安全に下山させること。
●資質として「登山技術、安全登山思想、指導力」を持っていることが要求される。
●山行を計画するときにはパーティーの力量を考えて目標の山域や山行内容を決めること。
●決定した山行計画の内容をメンバー全員に周知徹底すること。
パーティーの一員として
●「ついて行く」という考えは捨てて、常に頭に地図を入れておきコースを確認しながら歩くこと。
●他のメンバーと体力や技術で引けを取らないためにトレーニングをつみ練習をする。
●山行の目的を達成するため何らかの役割を背負うと共に、実行段階では全力を出して協力すること。
●リーダーを決めるときは押し付けでなく、本当に実力のある人、やる気のある人、男女年齢等にこだわらないこと。
●リーダーを選んだ以上はリーダーに協力し、意思決定には従い服従すること。ただし、意思決定する際には疑問があれば意見を言う。
●事故がおきた時の責任はリーダーだけではなく、全員にあることを自覚すること。
●目的を達成するためにチームワークを常に忘れないこと。
(京都労山ハイキング講座資料より抜粋)