GPSデータロガー講習会
 

山行報告書      京都田辺山友会     報告者 丸山敏文 

山 名

甘南備山周辺

山行名

GPSロガー講習 

ルート

 山ルーム講習終了後-甘南備山駐車場-尾根の小道-p201.6-扇池-駐車場

 

山行日

平成24年2月20日(月)

天 候

曇り時々雨

参加者

リーダー:丸山      サブリーダー:中廣

男性:中島、佐坂、金本、園上、津田、宮野          

女性:染矢、徳田           合計10名    

ルート概略図

 

 次ページの左図に表示し
 てあります

コースタイム

地名

時:分

地名

時:分

駐車場

10:30

 扇池

 

11:47

10:40

 

11:54

舞ケ辻川 分岐

 

 駐車場

12:15

11:13

12:30

 三角点

201.6m 

 

 

 

11:37

 

山行報告

 山ルームでの講習内容

1.GPS定規の使用法について(今回は1/25000の目盛を使って行いました。1/50000の   目盛も付いているので昭文社等の地図にも使用できます)

2.緯度・経度の値から地形図への書き入れ方について(白山山頂付近地形図使用)

3.GPSロガーの使い方について (注意点のみ書きました)

  使用前に山行部長に借用連絡を入れ、山ルームで借用書に書き入れてから箱ごと持ち出してください。

  単4の新しい電池を入れてください、約19h使用できます。登山口で電源を入れ、表示がFIXとなるとGPSが使用状態となり軌跡が記録されます。(家から電源を入れたままにしたり、下山後の切り忘れは不要な軌跡が記録されます)

  ネットに接続されているパソコンであればUSBに差し込むとgoogleの地図で軌跡が

表示されます。(講習時、私のパソコンは講習前に無料でダウンロードしたソフトと干渉して表示出来なくなっていました、すみません!)

  電池は抜いて返却してください。

 現地での講習

   甘南備山駐車場より3班に分かれ指定ルートの各地点でGPSが表示している値を地形図に書き入れて現在位置を知り、コンパスで次の目的の方向にセットして進み、扇池に到達する頃には早く正確に現在位置を記入できるようになりました。但し正確に位置が記入出来ていてもLCDの緯度・経度の表示は秒以下の値を四捨五入し表示されているので緯度で最大で30m近く位置のずれが生じる事も承知しておいてください。

 午後 山ルームで地図の勉強会

ヒヤリハット       なし

 

 

軌跡の保存

 

軌跡の設定は必ずLOG MODEWalkに設定してください。LOG MODEWalkでないと記録point

少なくなり同じコースを歩いても図のような違いになり、歩いた正確な軌跡が保存されません。
pointマークは関係ありません)

 

   LOG MODE が Walk のときの軌跡     LOG MODE が Car のときの軌跡

 

この図はGPSロガーを返却するとGPSの本体にしか軌跡は残っていませんから、Win Tool

を使って、軌跡の拡張子をgpxに変え保存しておくと、返却した後でもカシミール3Dで表示出来ます。

 

 

感想文
         教育部GPSデータロガー講習会を受講して

                                                   163 園上 雅晴

今回の講習会を受講しようとした動機の一つは自身のレベルアップでありますが、
それ以上に1月25日に実施した岩湧山登山でルート違いを起こしたからです(ヒヤリハット報告で内容詳細記載しました)、
従来、行き先を決めますと昭文社の「山と高原地図」をみて後はそのまま山行としてきましたがかなりいい加減であり、
正確さとは程遠い山行でした、今回参加させて頂き、もっと科学的な知識を自分に入れようとしたのが動機です。

又、シルバーコンパスを使っての目標地点への移動の再勉強もありました。

 講習会参加のメンバーは私を除き山登りのベテランで兵(つわもの)ばかり着席する前に気後れを感じました、
講習は先ず緯度、経度数を知りGPS定規を使っての作図で始まりました、
頭ではそこそこ分かっても理解は中々大変、隣の染谷さんや津田さんの答えをカンニングしたが
これでは自分の勉強にならないと必死になって位置を記入、
丸山講師が一人一人に丁寧に教えて回られ何とか少しは理解する、全員真摯な態度で勉強、
久し振りに学校時代に戻った様な雰囲気で進行、
次にGPSロガーを手に取り、扱い方を教授される、愈々この後は甘南備山での実技へ、登山口の駐車場まで車で移動、
早速位置の確認作業に全員入る、
3人一組でGPSロガーを使って緯度と経度の読み取りを報告受け25000分の一の地図に現在時点を記入し確認、
次にシルバーコンパスを使って目標地点への移動方向を算出し確認しあいました、
丸山講師が進まれる山道は甘南備山にこんなところがあったのかと思われる道無き道を突き進むこと暫しで第二のポイントへ移動、
再度、緯度と経度をGPSロガーをみて確認し、地図に現在地を確認記入、シルバーコンパスを使って進行方向を確認、
更に道無き藪の中を移動と計5回この作業を行いGPSロガーを使っての位置確認の勉強をしましたが
、悲しいかな数学と物理に極めて弱い小生は中々習得出来ずその度に周囲の人達にお聞きしたり、
丸山講師、中島さんに教えて頂き、出来た分の確認を間違いないか染谷さん津田さんにしたりと大変でした、
真剣(?)にやっていたのか時間の経過が分からずあっと言う間に昼時間前、
急いで下山に入りました、正直なところ後、3~4回練習したかったです(他のメンバーの方には迷惑でしたでしょうが)、
無事登山口に帰還しました、昼から読図の勉強会を丸山講師が行うとの申し出がありましたが
私は家内との約束があり後ろ髪を引かれる思いで帰宅しました、
勉強に集中出来た半日でした、GPSロガーについては先ず25000分の一の地図を用意しなければ用を成しませんが
自分が歩いてきた軌跡がハッキリし、次への貴重な資料になります(下見に大いに役立つ)、事故を事前に防ぐ為に大変良いのでは思います、
但し少々高いので個人として買うのは躊躇しますが、前向きに考えたいです。

丸山講師有難うございました、参加者の皆様お疲れ様でした。