甘南備山の紅梅


山行日
2009年2月1日(日)
天候
晴れ
コース
8:40河内磐船8:45⇒9:15獅子窟寺9:25⇒10:00展望台10:05⇒10:20すいれん池10:40⇒11:15交野野外活動センター11:20⇒11:40交野山山頂11:45⇒12:00白旗池12:30⇒13:40氷室交差点⇒14:05甘南備駐車場14:15
参加者
リーダー:上田  サブリーダー:吉野
男性:西川・峰岡・佐坂・秋月・北村・三宅・守口・坪田・石田・山口・広瀬
女性:伊丹・加藤・徳田・山田・吉津・佐坂(一般)
合計:19名    

 

    山行報告  上田 美穂

 1月の新年会でも交野山とその近辺に行かれたとの事で、7〜8名の参加があればいいと思っていました。それが前日には一般の方を含む19名という大人数になり、当日を迎えました。この地域 には色々なコースがあり「下見をしておいた方が良い」と思ったのですが、サブリーダーの吉野さんと都合が合わず、ぶっつけ本番になってしまいました。   

 今回は獅子窟寺、展望台、すいれん池、交野野外活動センターを経て交野山頂上へと行きました。風が冷たい日でもあり、獅子窟寺とすいれん池での休憩を除いては、白旗池ふれあいセンターでの昼食まで割とよく歩きました。

  午後は枚方野外活動センターまでだと近すぎる、ということでまわり道をしました。林道を歩き鉄塔の横から降りたら良いということでしたが、少し間違ってしまったのか段々と道があやしくなってきました。野外活動センターに行く道ではないけれど、穂谷に下りて行く方向なので、そのまま行こうということになり、藪の中を通って穂谷の企業のグラウンドの横に出てきました。

 その後は氷室・尊延寺を通り、甘常備山駐車場に着いたのは14時5分でした。近場の山では大体の方向が分かっており結果的にはショートカットとなりましたが、私自身「やっぱり下見はしておいた方が良かった」と思っております。

ヒヤリハット     特になし                   





獅子窟寺境内の説明板

 獅子窟寺からの道

 地図で現在地確認

くろんど園地に入る

くろんど園地八ツ橋

 まさしく藪こぎだ!
甘南備山の麓の池.
「写真提供は秋月さん」

 
    交野山から甘南備山へ  久しぶりに山を歩いて・・・     伊丹 立子

 山友会から破門されるのではないかと思えるような一年を過してしまった。それまでの私だって“山友会の会員”ですと言うのがはばかられるような存在ではあったが・・ 一年前の富士山 を眺める山の例会の時、仕事仲間の事故入院で直前にキャンセルをせざるをえなかった時以来‥ 春は大住森のコーラスの30周年演奏会のために、夏山もまた演奏会と重なって参加できず、秋は例年のごとく音楽祭や文化祭で忙しくて、自分の担当の青山高原の日も雨で中止という有様であ った。  

 12月になって、やっと時間的な余裕が少しできたがしかし、冬の山は厳しい・・水中ウオーキングや甘南備山くらいでお茶を濁していた私にとって、例会参加への第一歩の決心がなかなかつかなかった。交流部・秋のふれあいの集いの若草山、新年会の国見山・交野山、個人山行の雪山ハイクなどに、おそるおそる参加した‥。“イヤー!お久しぶりネ!”と皆暖かく迎えてくれた。 トンネルを抜け出すための山行参加、それが今回だった!(なんて大げさな・・) 天気予報は芳しくない。前夜のコーラスの練習帰りの時も、まだ冷たい霧雨が降っていた。明日は雨になりませんように・・と念じつつ眠った。

 朝、雨はやんでいたが、新年会の時、落ち葉を踏んで歩いた記憶がまだ新しく、雪山を歩いたいでたちで私は出かけた。防水ズボンをはき、おまけにスパッツもつけた。河内磐船に集まった誰もがそんな大層な格好をしていなかった。河内磐船駅から獅子窟寺に向かう。

 くろんど池周辺の散策路や交野山の辺りは何度も歩いているが、獅子窟寺はこれまでに行った ことがなかった。住宅地をぬけるとすぐに、硬いコンクリートの急坂となる。散歩がてらの人や、 お寺にお参りの人達がゆっくりと坂道を登っていく。だが、リーダーは調子よく軽やかにトント ンと登っていく。私の歩きたい速度よりわずかに速い。皆に比べて大げさないでたちの私は、上半身は歩き始めから薄着になっていたにもかかわらず、獅子窟寺に着いたときには、びっしょり 汗をかいていた。南無薬師如来・・お参りどころか汗対策の休憩となってしまった。急な石段を登り、獅子窟岩を通り過ぎるとアップダウンのある散策路が続き、いつしかくろんど園地に入っ ていた。

 2、3年前から膝痛に悩まされている私は、今回二本杖を使って歩くことを試みようと思った。 元来、あまり杖を使わずに歩いていたので、なかなかうまく使えない。その上2本使用には適さ ない手もとがL宇型になっている杖だったので、快適には歩けなかった。ただひたすら前後を歩 く人に迷惑のかからないことを心掛けて歩いた。したがって杖の使用が歩行を楽にするものとはならなかった。

 時間が早すぎたこともあり、交野野外センターでの昼食とはならず、交野山も通り過ぎただけで、観音岩に立って景色を眺めるということすらしなかった。(新年会の時に、充分時間をとり、 記念撮影さえもしたせいかもしれない)

 交野山を下りた白旗他のほとり、交野いきものふれあいセンターで昼食タイム!丁度お昼時であった。びっしょり汗をかいていたのに、だから余計のことかもしれないが、風を非常に冷たく 感じた。風上に座っていたから、風よけ役で防風壁になっていたのかもしれない。せっかく手作りのお弁当を持っていったのに(おむすびと夜の残りに卵焼きを加えただけ・・)食欲がわかない!暖かいコーヒーが一番美味しかった! 皆も寒かったのか昼食時間は早々に切り上げ出発となった。

 ところがである。荷物を背負い歩きだそうとした瞬間に、足にビリビリッときた。涙が出そうになるほどの痛みは一瞬で、歩けないほどのことは無さそうだったので、ゆっくりスタートした。 ここから甘南備山に行き、梅の小径で紅梅をめで、竜王野外センター経由で家にたどり着くまで、 痛みは強くなったり弱くなったりしながらずっと続いた。それまで邪魔だったけれど使い続けていた2本の杖が、ここからは頼もしい助っ人となり、大きな身体を充分に支えてくれた。

 昼食後に歩いた甘南備山までのルートが今回は一番知りたかったのに、道迷いのせいもあったけれど、自分の身体を運ぶのがやっとで、いつの間にか・・何だか何度も通ったことのある道、 よく見かけたことのある景色、甘南備山に入っているんだ・・となってしまったのがとても残念 だった。

 家に帰り着いてからのこと・・夜通し手がしびれ肩が重かった。重い身体を支えるために、しっかり杖にすがりつくようにして歩いたためであろう!皆には大きな迷惑をかけることなく終了できたつもりだが、長いトンネルを抜け出たことになるのだろうか?寒さで冷えたのかもしれな いが、午後に足がビリビリし通しだったのは、皆の歩く速度との違いを、遅れまいと頑張った午前中の歩き方にあるのかもしれない。

 トンネルを抜けるどころか、会員であるべきか否かを考えるべき時が来だのではないかと思っ た一日となった。これから三月、四月、年度変わりの時でもあり、舞台発表の機会も多くて、ま た山とは無縁になりそうで・・・不安がいっぱい!

 一年間ご無沙汰していたのだから・・と感想文を引き受けたのは昼前のこと!この山でいったいどんな感想文を書けば良いのかしらと思っていたけれど、自分の体力不足を嘆く反省文になっ てしまったのが悔やまれる。

 上田さん、吉野さんはじめ皆様お世話になりありがとうございました。お餅やチョコレートなどいただき美味しかったです。こんな一日を過した後も、皆と一緒に楽しく歩き終えた充実感は 充分味わいました。