御池岳(1247m)頂上/ |
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山行報告 | 三宅 武 | |
昨年は雨天で中止。本日はとても良い快晴で参加者も多く責任を感じる。 鈴鹿山系の最高峰である御池岳(丸山)をめざす。ルートの初めからザレ場の急坂で鞍掛峠まで、本日の一番の難所を踏破する。ここは急な崖の細かいザレ場だ。付近に潅木があるから安心だが雨天は注意を要する。 峠にニコニコ顔で着く。リーダーとして一安心だ。これよりアップダウンして元気な声々、黄色い声も入り混じりウレシイ登山となる。前方に大きな山塊が行く手をさえぎっている。少し濡れた急坂を登り鈴北岳の頂上に着く。 もうここは360度の大展望だ。付近一帯は笹の原で水のない池塘が点々と、ここに登り着くとワアー美しいと誰でも思う。南は御池岳、土倉岳、藤原岳、竜ケ岳等などが続く。西は鈴ケ岳、彦根市。東は養老山地、北は遠くに霊仙山。 いよいよ笹の中の細かいルートを辿り大きな丸い形の(丸山)御池岳へ。頂上付近は石灰岩のカルスト地形となっている。頂上では大休止、弁当を広げ山々を眺望。
同じルートで下山。無事例会終了。 追記
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御池岳 | 新居 チズ子 |
6時30分に京田辺を出発して3時間余、登山口のある鞍掛トンネル手前の登山者用駐車場に到着。ストレッチ体操をして登り始める。超初心者の私はいつもだが、「皆さんのペースについていけるかな?ついていけますように」と思う。 杉の植林帯を登っていく。前日はカラッと空気が乾燥していたのに、一転蒸し暑い。はや汗ばんでくる。「石ぐるまに気をつけて」と声がかかる。有難い一言だ。県境の鞍掛峠に着く。水分補給し、一息いれる。明るい雑木林の中の尾根道をゆく。軽いアップ・ダウンの後、鈴北岳に近づくほど急登になる。冬場はそれほどでもなかったのに、暑さのせいか息遣いが荒くなってくる。行きの車中での話し「登山に慣れた身体づくり」を痛感する。「身体がなっていない!」ということだろう。 鈴北岳からなだらかな下りになる。うしろの方から「日本庭園」と聞こえてくる。なぜか頭と身体がさえてくる。案内書によると、御池岳はカルスト地形。丸いくぼ地のドリーネ、墓石のようなカレンフェルトが散在する高原地帯に入る。広大無辺に広がる草原の眺めに疲れを忘れる。爽快な気分だ。山上ハイクの醍醐味だ。 石灰質の土壌を好むスギコケの大きな群生が広がっている。今は枯れた茶色が目立つが,雨季に入ると一面緑の絨毯のようになるのだろう。まさしく「日本庭園」だ。 でこぼこした石の上を歩きながら御池岳の最高点丸山に向かう。トリカブト、バイケイ草の群生が広がっている。花の時期は終わっていたが、プリーツのある独特な葉をしたバイケイ草に魅かれる。丸山は低木に囲まれて展望はきかないが、明るい広場のような頂上だ。美味しく昼食をとる。頂上でとる食事ほど美味しい物はない。 往路をとって下山する。鈴北岳で小休止。展望は良好。前回の天狗堂頂上より眺めた鈴鹿山系にいるのを実感する。眼下に広がる日本庭園、視線をうつすと丸山が一望できる。 満足感一杯である。 出発地点には、2時45分に到着。体操の後、ロープの使い方を教わる。初めての私にはマジックのよう。体力づくり、技術の習得そして山の基礎知識。ボチボチやるか〜 帰途立ち寄った山本茶園(?)で大変美味しい新茶を頂き、疲れを癒しました 信楽、宇治田原の風景も味わい深く、楽しい山行きでした。 片道3時間余の運転、ドライバーの皆様、無事運転ありがとうございました。 まだまだ不慣れなことが多いので、登山中ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、宜しくご指導ください。 |
鞍掛峠を越えて樹林帯を登る |
鈴北岳の直下 後方は霊仙山の山並み |
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鈴北岳山頂(1182m) |
鈴北を下り日本庭園を眺めながら御池岳へ向かう |
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日本庭園から御池岳を望む |
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素晴しい風景に疲れも癒やされる |
同じ道を帰る,後方は御池岳 |
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下山後リーダーによるロープワークの講習 |
力が入る |