笹平より望む雨飾山 / (山口さん撮影) |
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山行報告 | 山口 博 | |
深田久弥の日本百名山関東以北で未踏の上信越の雨飾山と高妻山の2山の登頂を計画しました。 山友会OBの中山さんが同行してくれるので参加者を探して8名で登る事に成った。 今回の2山の雨飾山は技術・体力★★ 高妻山は技術★★体力★★★で日本百名山の中でも可な りハードな山です。中山さんの車で各人の家に寄って久御山ICを6:30に出発しました。 今日は雨飾温泉までですので何時も北陸自動車道のトンネルを通過する“親知らず・子知らず” の海岸を見に朝日ICで下車して一般国道を走りました。展望台駐車場から階段や遊歩道を100m 位下って海岸に下りました。昔は冬には日本海の荒波を被り難所であったと思われる。 現在の国道は3代目で明治13年に二代目の道路が出来たとの事ですが、当時では相当難工事であ ったと思われます。2代目の道路を散策し海岸脇に昔の道が有ったと思われる場所を覗いて見まし たが樹林に覆われて判りませんでした。 雨飾山荘に15:00に到着して明治13年に出来た温泉“都忘れの湯“露天風呂に入り夕食の18:00 まで懇談しました。 9/24 快晴4時に起床して朝食の弁当を食べて5:25に雨飾山荘前の登山口を出発しました。 中山さん吉村さん神野さんは車で廻り小谷温泉から登り山頂で合流するので、此処で別れて私たち5人で登りました。登山口から笹平までは急な登りが続きます。 高度差1、000mの最短距離を4時間で登るので矢張り半端ではない。まだまだ続くのかと思っていたらいきなり笹平の分岐に到着しました。 予定の時間より30分も早い、ここからはなだらかな稜線で目の前に雨飾山の山頂が見える。 登山道の両脇には紫色鮮やかなリンドウが咲いていて心を和ませてくれる。 19:15分に山頂に到着しました。 雨飾「あまかざり」という美しい語感には農民の雨乞いの想いが込められているらしい。頂上は二つのピークが有り、南峰は三角点と標識、北峰は 4体の石仏〔阿弥陀三尊・大日如来・薬師如来・不動明王〕 と祠があり信仰の山であった事が窺がわれます。 山頂からは360度の大パノラマで目の前には明日登る高妻山その奥に戸隠山、左正面の山は焼山その後に2001年の例会で登った火打山が見える。 雲海の向こうは白馬岳・鹿島槍ガ岳・剣岳などの北アルプスの連山が展望出来ました。 小谷温泉から登ってきた中山さん達が笹平の稜線を登って来るのが見えて10:30に到着しました。 9/25今日の行程は約10時間で厳しい登山に成りそうです。 朝4時に起床して朝食を済ませて出発しました。 牧場の登山口への道が判らず20分ぐらいのロスタイム5:00に牧場の駐車場に到着し、登山口 を5:20に出発しました。 今日の天気予報は曇り午後からは雨で何とか下山まで持って欲しい。牧場の中をしばらく歩き樹林帯に入りしばらく登ると大洞沢に出る。 此処からは徒渉を15回繰り返しながら沢の横を登って行く。やがてクサリ場が現れ大きな岩をクサリにぶら下がりながら乗り越えると正面に滑滝が、10m位の一枚岩をクサリに捉まって登る、ここは今日一番の難所です。 しばらく登ると氷清水に到着し、冷たい水で喉を潤し やがて一不動の避難小屋に着きました。避難小屋の中にテントが1張り、誰かが泊まっている様です。 高妻山は平安時代に起こった山岳密教の山伏と呼ばれる修行憎が入った山で、山岳宗教の名残が地名と して小さな石仏とともに残っている。ここから二釈迦・三文殊・四普賢の標識があり急な坂を登るとやがて五地蔵山に着きました。 眺望がひらけて眼下には戸隠キャンプ場や牧場を見下ろす。随分登って来たものだ。 頂上まではアップダウンの繰り返しで、六弥勒・七観音・八薬師と続き八薬師を過ぎ鞍部に出ると此処からは急な登りになる。九勢至を過ぎると岩場が現れて岩を登るとやがて頂上の十阿弥陀で頂上には10:30分に到着しました。 下山道は岩場やクサリ場など登り以上に神経を使います。登り5時間下り5時間で10時間掛かって16:00に無事下山しました。今日の宿は赤倉温泉のセントラルホテルで温泉に入り寛ぎました。 9/26 今日は帰るだけなのですが雨模様で斑尾高原の散策を取りやめて、ホテルのフロントで教えて貰った戸隠蕎麦を食べに飯山に車を走らせて、1時間掛けてやっと目的の店を探し当てる。 ザルソバ1人前がなんと大盛2杯分もあり野菜の天麩羅を追加して満腹しました。 京田辺には18:00に帰って来ました。 ドライバーの中山さん同行頂きました皆さん有り難う御座いました。 ひやりハット ありません
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