270.4m |
天王山頂上 |
|
山行報告 | 山下 隆 | |
梅雨の中での計画で、かつ標高300mと低山ゆえ、降水確率70%以上で中止するプラ
ンとしていた。ところが、入梅宣言後の中休みとなり、善男・善女19名の善行のお陰で快晴に恵まれた。平松(多)さんの故郷で、彼女の道案内に助けられながらの散策となる。 JR山崎から線路沿いに北へ100m行き、線路を渡る。真直ぐ急登すると、大山崎美術館方向の通常のコース だが、右折して3-400m先の山崎聖天に向かう。小さな神社横から、石段の連続。息苦しくなっ た頃に立派な建物の山崎聖天で一息つく。秋の紅葉の季節が期待される。 暫く登ると、宝寺経由のメインルートと合流する。徳田さんの歴史案内を随所でいただきながら、秀吉軍と明智軍との山崎合戦陣形絵図や明治維新に長州藩の外人部隊の17烈士が自害した墓や、鎌倉期の酒解(サカトキ)神社を経て、めざす天王山頂上に着く。 ここまではずっと登りで、そこそこあった。 徳田さんから茶道にまつわる歴史講座を車座で聞く。ここから先、高低差は少なく、木漏れ日の下を気持ちよく散策。この地の竹の太さは見事だ。尾根では心地よい風に迎えられる。十万 山分岐から十万山までを往復した。 ビール工場に2:30予約してあるので、先の所要時間からみると、昼食を予定していた柳谷観音まで行くのは無理と判断し、その途中の浄土谷の車道に出 て、300m西にある乗願寺で昼食休憩とした。4-5mはある観音様がまつられていた。休憩の御礼にお賽銭をいつもより弾む。 ビール工場の予約時間が気になり、昼食休憩は早めに切り上げた。小倉神社に着いた時には、余裕は十分あり、しっかりと休んだ。ここからは舗装道路の街 中を行く。ビールのタンク群が見え始め、足早になる方やツリに見舞われる方や様々。 ほどほ どの疲れで、ビールの製法の見学の30分間は異状に長く感じられた。プレミアムモルツやモルツは 申し分なくクリーミーな泡は抜群。何杯飲ましてくれたかって?・・・30分で3グラスでした。 皆様のご協力で楽しい例会が出来たことに、感謝です。 ヒヤリハット;なし。 |
「写真提供は秋月さん」 |
|
知人の秋月さんにご紹介いただき京都田辺山友会にゲスト参加するのは、今回の登山で3回目である。1回目は大文字山から哲学の道への登山と桜見物であった。大文字山頂での徳田さんの京都の歴史解説と哲学の道での満開の桜が好天にも恵まれたこともあって、
すばらしいかったことは印象深い。 また、2回目の登山は赤坂山である。赤坂山は難易度 1であった。登山の経験のない者にとって難易度1であればハイキング程度と思っていた。 当日の天気は「晴れ」の予報であつたと記憶している。しかし、マキノでバスを降り登山 口に着くと立派な雨降りである。雨の日の登山と山頂での気温の低さを乗り切るための防 寒具等の事前準備の必要性と登山は自己責任が全てであることを痛感した。 さア 天王山への登山である。今回の天王山は、難易度0である。しかし 赤坂山の体験から天気予報は「晴れ」でも梅雨の季節は何時天気が急変するか判らない。また 下界は晴れでも山頂は悪天候の場合が多いことを想定した。前日ウェブで「登山にあたって 用意するもの」を調べ非常用の装備として今回カッパ、傘、手袋、長袖のシャツ、 下着とカロリーメイト、チョコレート等非常補助食を用意することにした。 朝起きると「天気」は、雲一つないすばらしい天気である。 山下さん、平松さんの先頭でJR 山崎駅を午前9時頃スタートした。行程は、山崎聖天〜十七士基〜酒解神社〜天王山へと進み、天王山の山頂では、徳田さんから「天下分け目の山崎合戦」・お茶の由来な どの歴史解説を受け教養を深めたところで、昼食をとるべく乗願寺を目指した。12時ごろに乗願寺に無事到着し昼食をとった。 天王山から十万山〜乗順寺への道は、想像以上に急な下り坂で 帰り道は逆に「きついなア」と思いながら歩いたが、帰り道は、昼食と休憩で体力も回復し、登り坂も苦になる こと無くアッという間に過ぎた。 途中 小倉神社で休憩をとり、本日の最大の楽しみであるサントリービールの工場見学へと向かった。足も自然と軽く足早にビールエ場へと向かった。気がつくと、途中から一人先頭を歩いていた。突然後ろの方から私の名前を呼ばれていることに、ビックリした。 今回一緒にゲスト参加させてもらった妻が休憩している間に「足の筋肉が痙撃を起こし歩けなくなった」とのこと。 大急ぎで妻のもとへ馳せ参じると幸い山友会の皆さんに「ス プレー式鎮痛剤」をかけていただくなどお世話をいただいたお陰でことなきを得て最後ま で歩くことが出来、冷たいビールも無事試飲することができた。ご好意に感謝するととも に「スプレー式鎮痛剤」も非常用の装備の一つであることを教えてもらった。 ご縁があって、京都田辺山友会に参加させていただいてから山歩きの楽しさ、山頂での爽快さ、山友会諸氏のアルピニストの優しさに接し今までにない経験をさせてもらっている。これからも皆さんのご好意に甘えながら無理のない程度の山歩きにはできるだけ参加させていただくつもりでいる。 感謝 |