ふわく山の会さんとの |
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山行報告 | 橋本 壽夫 | |
/愛知県の大型クラブ「ふわく山の会」さんとの今年2回目の交流山行を、鈴鹿・朝明渓谷にて1泊2日で行ないました。ふわくさんは創立は1979年でわが会と同じで、会員数700名弱、年間山行回数500回を超える山の会です。今回の山行は2日間わたり、伊勢谷小屋をベースに初日3コース、二日目2コースをふわくさんより設定していただき、当会は全5コースに、それぞれが分れて参加し、出来るだけ多くの交流が出来るよう取り組みました。 山行内容については多義にわたるため今回は省略します。 20日: 上記3コースの山行が終了して伊勢谷小屋に集合、夕食の鍋を囲んで交流パート2の幕開けとなりました。その後少し移動してキャンプファイヤーを囲み、輪番で山の歌を歌ったり、オカリナを聞いたりしました。特にふわくさんは「会の歌」を歌われたのが印象的でした。 最後は全員参加の2次会となり、順番に山に対する思いを中心に、様々な発表が全員より行なわれました。 21日: この日も晴天の元、上記の2コースに分れて山行。当方は前(一度挑戦したが行けず)から行ってみたかった「お金大明神」に行くことが出来て満足でした。 あと小屋に戻り全員顔を揃え解散となりました。 交流登山を終えて、山行中や懇親会で会情報の交換や、様々な山情報も聞け、これで又当方の「鈴鹿シリーズ」のネタも増え、実り多い交流会であったと感じています。 また今回、ふわくさんには企画から山行の実施、食事担当と大変お世話になりました。 機会を見て今後も取り組んで行きたいと思っております。 |
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御在所岳から北には私は足を踏み入れたことが無い。朝明渓谷の近辺は橋本夫婦が何回か来たことが
有るらしい。この鈴鹿山系で道に迷ったときにふわく山の会の鈴木さんと遭遇し、親切に道案内をしてもらったことが縁で、その後交流を続けていると言う。昨年私は参加しなかったが、鷲峰山での交流山行もしたとのこと。今回の交流山行はふわく山の会の裏庭とも言えるこの地域での案内山行。御在所岳から国見峠を経て国見岳、さらに縦走路を北へ、根の平峠を右に降りたところが朝明渓谷だ。岩がごろごろしたすばらしい景観の渓谷に伊勢谷小屋はある。そのまま縦走を続けると藤原岳、御池岳に至る。
さて、今回はこの朝明渓谷、伊勢谷小屋を基点に、6コースを設定し、好きなコースを歩けると言う。このあたりに何の知識もない私にしては、選択できる訳もなく、お任せで選んでもらった。
1日目はブナ清水を目指すコース。リーダ-は会長の久保さん、ゆっくりゆっくり25,000分の1の地図にはない道を行く。以前は笹藪であったのが、笹がなくなり、いたるところで砂地が露出している。服部さん、久保会長もそのことを心配されて、会では、定期的に定点観測をしているという。ブナ清水は、 本当に地下から清らかな水が湧き出ていた。案内がなければいけるようなところではなかった。ブナ清水からはハライドの方向を目指して登る。結構きつい、ほどなく続走路にたどり着きハライドから、伊勢谷小屋に帰りつけた。 夕食の準備はふわく山の会の人がしてくれるという。私は好きなビールを川で冷やしうまいビールが飲めるように準備。あとは自身の食器だけを用意すればよい。ところでビール(発泡酒)だが、会の規定では皆さん100円を払って飲むのことになっているという。私たちにはないルールでだが、遠慮なく飲める。今回は山友会の差し入れのビールもあり、一切払いませんでしたが。 食事後はキャンプファイヤー、しばし童心に戻り、オカリナ演奏や懐かしい歌に興じた。その後、室内での飲み会に移った。それからが問題。私の悪い癖、飲み出したら留めることができず、横に座られた黒田さん。 この方は山に抹茶を携行され、皆さんに振舞われていると言う。おいしいお茶をよばれたあと、今の京田辺のお茶畑にはぺんぺん草が生えているとまで言われ、京田辺市民として黙っているわけに行かず、 モノ申してしまった。その後は記憶が定かでなく。朝目覚めると、私のポケットに黒田さんの住所、私 の名前を織り込んだ歌が入っていました。その後の皆さんの笑いを伴った話を総合すると、私が仕切って司会の間の手まで入れていた。黒田さんには京田辺は全国一の抹茶の産地で、もっとおいしいお茶を 振舞うと言っていたとのこと。(京田辺は玉露の産地でしたが) 2日目はハト峰に登り。しばし景色を楽しんだ。明るい御在所から藤原岳への縦走路が続き、ゆっく り縦走をしてみたい気になります。滋賀県側の湿地帯、広沢を経てお金明神へ、なかなか良いコースで、 山また山の中にこういった奇岩があるのも不思議です。帰り道はオオトロの上の崩れかかった橋を楽しみ、無事2日間の山行を終えました。 皆さん良い人ばかりで、70代60代の人ばかりです。40にならなければ入会できないと言うのも 。ユニークですが、将来の山友会の良き手本になるでしょう。 800名を超える会員数と、ハイキング部、休日山行部、平日山行部、ゆっくり登ろう部それに特筆すべきアルパイン部を要して3ケ月に一度登山計画を作成しているとのこと。それぞれの体力に合った山行を楽しんでおられます。 帰ってきてから、このまま単なる酔っ払いと思われるのも嫌なので、京田辺の玉露と抹茶を黒田さんに送りました。もちろん黒田さんからは丁寧な礼状が届きました。仲間との山行時に楽しむとの事。さぞかし話題に尽きないお茶になることでしょう。機会があれば黒田さんの野立てを楽しめたらと思って います。 |