須磨アルプス

山行日
2007年3月21日
天候
コース
JR京田辺駅8:14⇒松井山手駅8:24⇒9:55JR須磨駅⇒須磨浦公園10:25⇒10:55鉢伏山駅⇒11:10鉢伏山⇒11:25旗振山⇒11:40鉄拐山⇒11:55おらが山公園⇒12:30栂尾山(昼食)13:05⇒13:20横尾山⇒14:00東山⇒15:00JR須磨駅(解散)
参加者
リーダー:西上  サブリーダー:岡部
男性:藤原・北川・山口・中廣
女性:上田・加藤・岸田・吉野・吉津・頼
合計:12名    

 

    山行報告  西上 正
 初夏を感じる暖かで絶好の行楽日和である。京都より直行の頼さんとJR須磨駅で合流し、全員で 国道で2号線沿いを登山口の須磨浦公園を目指す。公園の桜の開花はまだ先の様子です。  

 ロープウェイ駅には多くの同年代のハイカーが見受けられるがこの人達はロープウェイ派の様です。 我々は階段状の遊歩道を標高230〜40mとかなりハードなコースを登る。頭上の雑木林が適当に陽出しを遮ってくれ直射を受けず助かる。所々から神戸湾を行き来する大小の船や、須磨の市街が展望できて疲れを癒してくれる。

 やっと登り着いた鉢伏山上駅展望台、眼下に広がる神戸湾に「いかなご」漁の小船が何十隻と帯状に繋がって漁をしているのが見られる。「神戸空港]に旅客機が飛来して来た。茶店に70人位の大きなグループが登って来ていた。 出来るだけ一緒にならないよう気をつける。 山頂で休憩、野良猫が5〜6匹集まって来たがおとなしい。目ツキも穏やか野良猫の抜け目のない風貌 は見られない。

 鉢伏山から鉄拐山頂上までは比較的平坦な尾根道で歩きやすい。六甲全山縦走路の道標が多く見受けられる。栂尾山で昼食をすることにして「おらがやま公園」から鉄製の階段を大凡100m下り高倉団地内(標高140m)を通り抜け、今度はコンクリートで造られた400段近い?階段を登ら ねばならない。下った分のお返しである。腹も空いて来ており此れが非常にきつかった。 途中3ケ所位休憩用ベンチがあるが休むと言う人も、又遅れる人もない。 皆さんよく頑張られました。 

 栂尾山の展望台(標高274m)から見る光景も又スバラシイ眺めです。食後山口氏持参のコーヒをいただいて元気100倍、今回のルートの最高峰横尾山(315m)を目指し出発した。15〜6分で到着いよいよここからが須磨アルプスです。風化侵食によるザラザラした滑りやすい岩稜地帯、鉄ハシゴやクサリ場もあって変化に富み一寸スリールがあります。全員無事通過記念の写真を北川さんに撮ってもらいました。     

 東山で最後の山上からの眺望を楽しみました。下山路は比較的路幅広く歩きやすい道です。2月に下見に訪れた時咲き誇っていたツバキのトンネルが、まだあちこちに頑張って花を付けていました。

 皆さん今日はご苦労さんでした。また何処かでお会いしましょう。





/鉢伏山山頂/

/旗振山山頂/

/高倉台団地から400段の階段を上り栂尾山を目指す/ 

 

/階段から見た眺め 左はおらが山、旗振山 右奥は/
 明石海峡大橋、淡路島////////////////////

/馬の背にて/

 
     春の須磨アルプス満喫     中廣 正典 
  西上リーダーからのご指名により、入会して初めて寄稿させて戴きます。  晴れ男、晴れ女が揃ったのでしょう。春爛漫とは未だ行きませんでしたが、春の陽気 の一日となりました。二日前までの予報では当日だけが雨、その前後全て晴乃至曇天と いった事だったのに。どなたも山行前になると経験されている事だと思いますが、当日が近づくにつれ毎日の予報に喜んだりがっかりしたり・・・、私も然り。天候だけは「神様の思し召しのまま」に従わざるを得ないのですから。  

 さてこうして恵まれた一日は、私を含め今年の新入会員4人全員が参加した事への自然界の祝福でもあったのかも・・・。 JR須磨駅から須磨浦公園に予定通り10時半に到着。準備体操、衣服を整えロープウェイ駅を横目に登山(ハイキング?)スタートです。公園の桜は暖冬とはいえ未だ蕾ばかり、ちょっと残念。  
 
 鉢伏山上ロープウェイ駅に着くと結構沢山の人達が神戸の街、神戸港、更には神戸空港、淡路島、明石大橋と素晴らしい展望を楽しんでいました。少々春霞ののどかな展望を満喫、デジカメをパチリパチリ・・・。  

 今回のコースは今や神戸市のメインイベントの一つとなった「六甲全山縦走56km」 のほんの走りの部分。六甲縦走は神戸市在住の学友が、1〜2度途中断念した後数度縦走を果たしており、時に酒の肴にしていました。私自身2〜3年前には一度チャレンジするか、とインターネットで調べた事がありましたが、「かんなび3月号」で書かれてました金本さんのように努力する事も無い私の場合お蔵入りとなりました。

 何せ56k mを12〜16時間で歩く(走る?)のですから、ちょっと想像し難いことです。“瀬戸 内しまなみ街道スリーデーマーチ”に昨年参加した時には初日30kmで足の裏にまめが出来、脚の付け根が攣った経験を持つ私には無理のひと言。  

 旗振山、鉄拐山と進み、一旦高倉団地への鉄製階段を下りて行きます。高倉団地はあの神戸市株式会社のひとつの象徴でしょうか、ポートアイランド造成の為高倉山を削り取って出来た団地との事ですが、病院、郵便局、銀行、食料品店等が揃い団地内だけで生活出来そうな「村」の様相を呈していると感じました(通りすがりの感想で間違っていたらご免なさい)。  

 高倉団地を横切り凡そ200段のコンクリート階段を登り切って栂尾山頂到着です。 ちょうど12時を回ったところ、展望台から明石海峡を一望した後、昼食です。いつもの事ながらひと汗かいた後のおにぎりはうまい。食後北川さんより頂いた熱いコーヒー のこれ又うまかった事、喫茶店に倍するおいしさでしたね。  

 お腹を満たした後、赤紫色鮮やかなミツバツツジを愛でながら尾根道を辿ると15分で横尾山頂。ここからいよいよ“須磨アルプス“の始まりです。注意書きには『須磨アルプスは風化が激しく危険な場所もありますから、十分注意して下さい。特に強風・降雨時には気を付けて下さい。』とありました。  

 確かにアルプス(私はあまり知りませんが)の雰囲気のある感じでした。でも山友会の面々にとっては庭みたいなもの、難なくクリアーしで“馬ノ背”に到着、辿って来た山並みを振り返ったところで、一同写真撮影。  

 2時10分下山開始。幾つか残っていたヤブツバキを横目にるんるん気分で住宅街に下りて来ました。マンションエ事のタワークレーンを目標に鷹取駅を目指し、ジャスト3時に到着。  

 楽しく爽快で素晴らしい展望が堪能出来た山行でした。西上リ一ダー始め同行頂いた皆さん、有難う御座いました。