山城30山
 
 
雲取山山頂

山行日
2007年9月15日
天候
コース
新田辺6:58⇒7:40出町柳7:50⇒9:05花背高原9:10⇒10:40雲取山10:50⇒11:50寺子屋跡12:10⇒13:00旧花背峠13:10⇒13:20天狗杉山13:30⇒14:00峠下14:10⇒14:50鞍馬口15:20
参加者
リーダー:佐々木  サブリーダー:西川
男性:徳田・金本・宮野・秋月・北村
女性:濱北・上杉・堀尾
合計:10名    

 

    山行報告  佐々木英夫

/山城30山シリーズの例会として取り上げ、第4回目となった雲取山・天狗杉山は、交通事情から朝早い出立となった。京都バスで花背峠を越えると茅葺屋根ののどかな家並みの風景を望み、花背高原バス停に9時ころ到着した。天候は曇りで、歩きだすと、時折射るような陽射しをあびて、花背スキー場跡の横を通る。小屋の中は当時のままに放置されて、食事のメニュやテーブルなどがあり、往年の名残の面影をみる。寺山峠を過ぎ、少し降ると一ノ谷出合に着き、そこを右にとり雲取山荘を巻くように少し荒れた山道を登ると、雲取峠の開けた場所に着く。リョウブの木々が多い。北に下ったところに京都府立大のリョウブ小屋の屋根が見える。左の尾根道をとり、一つのピークを越えるとやがて雲取山の911mの山頂に到着した。思ったより楽くに登頂できた。この山は国土地理院1/5 0. 000の地図には、山名の記載がない。山城30山に寄れば、京都一中の青葉会の人々が命名したとある。「京都府の自然200選雲取山」の杭がある。

 登頂記念に山名板を取り付け、三ノ谷を下る。急坂である。沢沿いに下り林道を突き進むと、鉄柵があり本流にそってさらに下ると、勢龍天満宮(寺子屋跡)が有り、そこで昼食にした。蛭にかまれた人もあり、大騒動であった。この寺子屋の跡は歌舞伎の【菅原伝授手習鑑寺子屋の段】にも登場し、謀反の罪を着せられ、大宰府に左遷された菅原道真の子を引き取った綾部代官武部源蔵の忠義心を物語っているといわれ、追っ手に対して、わが子を身代わりにしたという筋書きである。芦生ロッジから灰屋川沿いの林道を歩き、旧花背峠から、天狗杉山(山名板取付)を往復、峠下バス停に下った。バスの時間には1時間も早かったので、4.3kmの鞍馬ロまで歩いた。一般的なコースタイムに余裕を見すぎたこともあって、鞍馬口まで歩くオプションがついてしまった。同行の皆さん、深くお詫びいたします。京都北山は、読図教育にもってこいの山であろうと思う。歩行距離13.6KM 所要時間6時間40分(@愛宕山、A瓢箪崩山、B魚谷山・貴船山、C雲取山・天狗杉山、)第5回は峰床山である。 



 
                                              「写真提供は秋月さん」