菊水山への急登にかかる

山行日
2007年9月17日
天候
晴れ時々曇り
コース
松井山手駅7:24⇒9:03鵯越駅9:05⇒10:20菊水山10:45⇒11:55鍋蓋山12:30⇒12:50再度高原13:05⇒13:15大竜寺13:20⇒13:40市ヶ原13:50⇒14:40新神戸駅14:40⇒15:05三ノ宮
参加者
リーダー:樋口  サブリーダー:上角
男性:秋月・稲垣・上角・藤原・樋口
女性:秋月・玉井
合計:7名    

 

    山行報告  樋口 修

/秋雨前線の停滞と台風11号の影響で不安定な天候が続いていたが、当日は晴れの予報と変わりひと安心した一方、菊水山への登り道は東斜面に当たり、その上高い木々がないため、午前中はまともに直射日光を受けるので暑さでバテないか心配した。しかし、幸いなことに菊水山へ登る頃はうす曇りとなり、風も適当に吹いており、この時期としては恵まれた天候となった。それでも、菊水山への急な登りはきつく、休憩をこまめに取りながらあえぎあえぎ登った。頂上では、神戸市街地・裏六甲等の眺望を堪能するとともに、心地良く吹く風を受けて15分程度休憩をとった。出発しようとしたら急に通り雨がきたので頂上の東屋で更に10分程度雨がやむのを待ち、鍋蓋山へ向かった。

 菊水山から鍋蓋山へは、約150mの急な下りと約150mの急な登りのコースとなっているが鍋蓋山への登りは、菊水山への登りと異なり階段が少ないため、比較的楽にのぼれ、12時頃に鍋蓋山頂上に着き昼食とした。鍋蓋山頂上では強い風が吹いており、疲れを癒してくれた。

 下りは、当初は大竜寺から城山を通り新神戸駅へ下るコースを予定していたが、雨あがりは、城山の下りが滑り易いのと参加者の希望もあり、大竜寺から市ケ原・布引の滝を通り新神戸駅へ下るコースヘ変更した。

 鍋蓋山から新神戸駅までの下りは、整備されたなだらかな下り道で、木立の中をときおり吹く風を受け、のんびりと歩いた。途中、再度公園・大竜寺・市ケ原で休憩し、布引の滝へ向かった。今回は、下りで時間もタップリあったので、布引の滝の雄滝、雌滝の滝つぼ付近で滝を十分観賞し、新神戸駅を経て三ノ宮に予定の時間に到着した。

 今回は、この時期としては恵まれて天候で、参加者のご協力を得て、暑さを忘れさせる心地よいハイキングができた。 最後に、参加者から「今回の山行は、山行計画書の難易度は一つ星だったが、十分二つ星の難易度があった。」とのご意見があり、難易度の付け方の難しさを感じた。

ヒヤリハット なし





鵯越から40分きれいな花に見送られて 
 

天王吊橋を超えて/ 

再度公園/
 

トエンティークロス方面へ/
「写真提供は秋月さん」

 
     菊水山から鍋蓋山(年を確認させられました)     藤原 克己 
  六甲山系は高さの割にキツイことは、屡々思い知らされていたのに、案内書の星一つの誘惑と以前ゴルフ場から、登山者を眺めていた懐かしさに誘われて、直ぐに申し込んだ。勿論秋山のトレーニングも意識してのことだ。  3月の須磨アルプスでも体力の衰えをつくづく思い知らされ、以後 例会参加も臆病になっていたのに、涼しくなれば何とかなるだろう。との考えは浅はかだった。

 台風,秋雨前線の影響で天候は安定せず、前日迄“時々雨”の状況が続き心配させられたが、共に北上して降水確率20%と幸先がよい。 電車の中では前日の第1回秋山トレ中止に伴うエピソードに話がはずむ。阪神電車、神戸電鉄利用は思い出せない程久し振りだ、高速神戸にも戸惑ってキョロキョロ、神戸電鉄4輛編成の車掌さんは何処に居たのだろう、通常の最後尾に居なかったのだが、気になる。

 鵯越からの山道は、薄日にそよ風と快適な山行を予感させる。谷間に見えるタンク状の建物は水道関係らしい、思い出のゴルフ場が見え出して登山口となる。これからは一本調子の登りだ、以前見た感じでは人々は待機しながら1列に連なっていたので、岩場を慎重に手も使ってよじ登るイメージを持っていたが、実際は丸太とプラスチックの階段、余り整備され過ぎて足の置き場など考える余地がなく、唯々1段1段上がるのみ。
 
 半ば程度まではリーダ一に必死でついていったが、次第に間隔がひらく、一息いれさせてもらう。体力のなさが恥かしい、その後も2〜3度息をととのえながら、最後は最後尾でフラフラしながら山頂にたどり着きホッとする。登山道の展望は余り良くなかった様に思う、それだけに展望台からの眼下の街,港,海の眺めは抜群だ。反対側の山の中に忽然と現れた絵の様に、整然とした広大な鈴蘭台の住宅も驚きだ。

 雲は早く流れ、風が心地良い。出発前 しゅう雨をやり過ごして、気持ちのいい尾根道を進む。下りは元気だ、これから下るだけの登りを不安に思いながら。吊橋を渡ったところから急坂となる。気を使ってもらってトップでマイペースでの登りだ、幅のある林間のツヅレ折れの道、最初は快適に進めたがすぐにスタミナ切れ、足が上がらない、半分以降は5分程度ごとに一息入れつつやっと鍋蓋山頂の看板と3角点に着く。昼食も疲れ過ぎてかあまり旨くない。

 これで登りは完了、後は下るのみ、気も軽い、テンポ良く進む。再度公園も良く整備されて、家族連れに和まされる。高い松の幹の赤,葉の緑,空の青,流れる雲の白、皆非常に明るいのが嬉しい。古くて大きな由緒ある大竜寺だが感動すべきものは無い。布引貯水池の水の色が奇麗だ。今回は布引の雌滝をゆっくりと眺めた。さすが住宅地に人ると暑い!30度を越え堺市は猛暑日だったとか。 今回のコースは、全般に良く整備され歩き易く、変化もあって面白かったが、私には限度一杯だった。  同行の方々に歯がゆい思いをさせ申し訳ないと思っています。 有り難う!  感謝!