/国見岳の手前で/


山行日

2007年7月1日

天候
晴れ
コース
松井が丘5:40⇒新田辺6:00⇒8:50中道登山口9:00⇒9:30負ばれ石⇒11:20御在所岳12:00⇒12:45国見山⇒13:15ゆるぎ岩⇒14:20藤内小屋14:35⇒15:10裏道登山口⇒15:20希望荘(入浴)16:40⇒18:40新田辺⇒19:00松井が丘
参加者
リーダー:山口  サブリーダー:岡部 
男性:守口 秋月 樋口 西上 遊佐 山下 丸谷 金本 四宮 三宅 
    宮野
女性:上田 徳田
 玉井 藤富 山田 河合 岸田 澤田 染矢 長野
    姫島 
合計:24名 
   

 

    山行報告  山口 博

 夏山の第1回のトレーニング、今年の夏山は荒川三山・鳳凰三山・槍ヶ岳が予定されており、 近場での岩山を探していたら御在所岳が見つかった。毎年比良・六甲方面が多いので、今回は 山友会例会でも余り登っていない御在所岳の中道からのルートを選びました。

 御在所岳はこれまでに何度か登りましたが、中道からは初めてで本番までには下見をしようと 思っていましたが、皆さんにご心配頂きましたアクシデントがあり、下見にも行けずにブッツ ケ本番の山行と成りました。

 登山ガイドブックやインターネットで調べて本番に備えましたが、現地の状況が判らないの で多少不安でしたが、御在所岳は花崗岩の山であり雨の後でも登山道は余り荒れていないだろうと思っていました。 バスでの山行を予定しました処24名の参加があり嬉しい悲鳴で、参加費も3,000円で温泉代 も徴収せずに済みました。

 下山後に温泉に入りたいので、登山開始を9時からとしたいと思い新田辺を6時に出発することにして、朝が早いので松井が丘、大住が丘、新田辺、興戸、三山木、新祝園までにそれぞれを迎えに行き、現地には予定通り8:50分に到着しました。

 人数が多いので11名の2班に班編成し守口さんと丸谷さんに班リーダーをお願いしました。 登山口からイキナリ急な登りですが登山道は良く整備されていて登りやすくて30分程樹林帯を登ると展望が開けて奇岩の負ばれ岩が現われて岩の大きさに圧倒されました。後は露岩の尾根を登るが登山道の岩場は花崗岩で滑り難いが急登で、岩を掴みながらの登りが続きやがて朝陽台に到着しました。
此処からの眺めは素晴らしく前を行く染矢さんの“ロープウェイが眼下に見える”と歓声が聞こえる。地蔵岩は自然の芸術品でどうしてこんなのが倒れずに有るのが不思議な光景です・。          
 
 やがて難所のキレットを下るが鎖があるので安心で、岩峰の基部を巻いて行く。左正面に鎌ヶ岳の鋭鋒が聳えて、暫く岩登りを楽しんでやがて御在所岳の分岐に到着しました。後は樹林帯の中を登ると大きな標識の頂上に着きました。この辺り冬は樹氷が素晴らしい所です。一等三角点のある頂上まで行くのをカットして此処で昼食にしました。

 時間の余裕が出来たので当初の計画通り国見岳から国見尾根を下山する事にしました。国見岳まではいったん下り国見峠から登り返 し40分位で到着した。 頂上は狭くて交代で岩に登りました。眼前には登って来た稜線と藤内壁の岩壁が前方に見え、ロッククライミングをしているのが見える。岩を積み上げたゆるぎ岩はまるで山城の砦の様で、崩れ落ちずに残っているのが不思議です。下山はこの岩を巻いて下りるが急の下りが続 くので木の根で滑らない様に神経を使う。

 やがて藤内小屋には2時半に到着しました。 比処は去年と一昨年樹氷を見に登って来た処で懐かしい。登山口には予定の3時過ぎに到着しました。登山口にはバスが待っており、入浴の場所の希望荘へ3時20分に到着しました。入浴後16:40に出発してそれぞれを送って貰い終点の松井が丘に7時に到着しました。 久しぶりこ24名の大人数の参加となった例会でしたが、皆さんのご協力で第1回の夏山トレー ニングが無事終了できました。 お世話頂いた岡部さん守口さん丸谷さん、ご参加頂きました皆さん有難う御座いました。

ひやりハット ありません。




   
御在所岳途中のおばれ石と呼ばれている奇岩をくぐって行く
  

国見尾根の天狗岩 
 

 尾根を下り藤内小屋の手前の沢を渉る
 

  鈴鹿山系の御在所岳、国見岳縦走感想文       三宅 武

 平成19年7月1日日曜日 京田辺市内を出発したマイクロバスで鈴鹿スカイラ イン御在所山の家前まで全座席満員の快適とは言えないが皆んな元気で楽しく雑談やためになる話し等ひとときをすごしました。  
 湯の山温泉街をやりすごし路沿いの美しい紫陽花に感動して、バスはドンドン高度 をかせいでくれるのでありがたい、空は曇っているが所々に青空がみえているので雨の心配はないようだ御在所山の家前で下車、先着のマイカーがたくさん並んでいる人気のある山だ。  

 私は、この鈴鹿山脈は何度も登っている、特に朝日新聞社主催で鈴鹿セブンマンテ ンに参加して鎌が岳、御在所岳、雨乞岳、釈迦が岳、竜が岳、藤原岳、御池岳の七峰 を制覇した思いでがあります、山脈の東側は険し<、西側は比較的緩やかな山脈であり登山道はアルプスによくにた箇所が所々出てくるので夏山登山の練習登山に最適だと思われます。  

 今日は中道を通って山頂へ国見岳を経て国見尾根を下山して藤内小屋そしてスカイ ライン道に出るコースをゆく、中道登山□でA班、B班に分かれて谷川を左にして私達は右手の山腹の急登にとりつく樹林帯をドンドン足をしっかり元気に上げて登ってゆく、大きな石のゴロゴロした所を岩や木の根を掴みながら急登が続く、頭上にロープウエイが私達とちがってのんきにゆるやかに進んでいる。  

 空は曇っているが雨は降らないので幸いだ、ムシアツイので斎藤君のハンカチ王子になる、大小の岩達は花崗岩ですべりにくく靴裏のフリクションがきいて歩きやすい丸太を八番線で縛った古い五六段の梯子を登り、やがて長方形の大きな岩がニつよりかかっているこれがおばれ石だ、その二つの間の隙間を潜りぬけ、つぎに3m程の岸壁を三点確保でよじのぼる、左右の展望がスバラシイ、空はすこし我々のためか晴れてきた、足元はキレット状態で注意しながら進む、

 岩峰に出た、前方はカニノタテバ イのようだここを降りる途中に鎖が付設してある、全員無事通過さすが山友会だ、向かいの切り立った山塊にとりつく右手は藤内壁という直立の岸壁である、上へ上って行くと所々ザレ場ありすべらないよう歩幅を小さくする、さらに急登をよじ登り続けると山上の観光道路に出た、ここが富士見台でペットボトル1本飲み干した、そして山上公園に移動して昼食と写真撮影、再び標識に従って一旦鞍部に、ここはザレ場の下降で歩行注意、左右の木々の枝がかぶさってトンネル状態でうす暗い、左に裏道の分岐をやりすごし国見峠を経て国見岳へ、


国見尾根の下りで見かけたササユリ 

 下山はここからで頂上の標識の右方向に木々の間をゆく、最初は緩やかだったが、いよいよ急勾配の下山が続く岩や木々の根を 掴みながら慎重に下る、揺るぎ石に出た一番上の岩は今にも落ちそうな幅1m長さ3 mぐらいあるだろう、それも北方向にかなりづれている、そのしたの登山ルートをオソルオソルすすむ、右手には藤内壁が見える5,6人のクライマーがその岸壁にとり ついている、登山の注意点は我々も同じで気をぬかず充分足元注意で、特に木の根が道に張り付いているので、うまく足をもってゆくのに神経を使う、そして上体はなるべく垂直にして進む、体を斜めにすると滑りやすい、道は裏道に入った、谷にかかる 鉄製のつり橋を渡る、谷川の清流にアマゴを発見した、

 藤内小屋に着く、沢山の登山者が休憩している、持参の水で喉を潤す、しばらくして石段状の道を下り鈴鹿スカイ ラインに出た、待ち合わせのバスで温泉に向かう、入り口から4階にのぼり展望のよ くきいた露天風呂の湯につかりながら四日市市の全景と伊勢湾がとても美しい、丸裸で大展望の眺望とはなんといえん贅沢なひとときの気分を味わった。 今日のルートは岩場ありザレ場あり、木の根ありだったが皆んな安全に無事登山終了した事はほんとうにうれしい限りと思います。 この山行きに際して諸々の準備や計画そして車の手配等色々努力されました諸氏に感謝いたします。        ありがとうございました

 



中道からみた鎌ヶ岳