1214m/////////////1098m

/武奈ヶ岳頂上/
                                                 「写真提供は染矢さん」 

山行日

2007年4月15日(日)

天候
晴れ
コース
8:40坊村8:50⇒10:35御殿場10:45⇒11:20武奈ヶ岳11:50⇒12:35釣瓶岳⇒13:00イクワタ峠13:15⇒13:50地蔵山14:00⇒15:00畑(バス停)15:24⇒15:59近江高島駅16:21
参加者
リーダー:染矢  サブリーダー:橋本 
男性:金本 中廣 遊佐
女性:橋本 姫島 
合計:7名    

 

    山行報告  染矢つや子

 雨の心配なく当日を向えました。次の電車でも間にあったのですが、バスに全員座って行きたい思いがあり6時33分に乗車してもらう。いつもなら混み合う坊村行きのバスも今日は出町柳の乗客が全員座れる程だった。長丁場の為、早くスタートしたくてバス待ち時間に準備運動をしてもらう。

 坊村で滋賀県警の方数人が山での事故防止呼びかけと「パンフレット」を配布していた。この様子を 撮りたいとの要望に快く承諾し俄かモデルとなる。比良山系の事故の多さを耳に気を引き締める。   

 前半は登りが続くのでゆっくりと30分から40分おきに小休止。 7名の足並みも揃い順調に御殿山に到着。ここで橋本会長から昨年の積雪の時期に女性2名の内1名の死亡事故についてお聞きする。武奈ケ岳へは左にルートをとるところを誤って直進し谷の方に降り滑落・・と。   

 
御殿場から西南稜を望む

 武奈ケ岳頂上に予定より早くついたので長めの昼食休憩をとり、釣瓶岳へ、遠くに白い花(こぶし ?たむしば?)ほのかにピンクは山桜のようでした。 樹木の芽吹きはまだまだこれからです。 四方八方よく見わたせ気持ち良くイクワタ峠へ「こんなに気持ち良いのに早く下山するのもったいな い」と、ここでもゆっくり休憩をし笹峠、地蔵山へ。1ケ月前はどっしりと「伊吹山」が見えたが 今日は霞んで残念ながら見えなかった。「蛇谷ケ峰」への分岐である横谷峠から畑の集落に下山。   

 予定より1本早いバスに乗れ、天候等すべてに快調な山行となりました。
ちょっと変わったパーティに会いました。福井から来た4人組1人1人バラバラに歩いています。 「先に行った人どれ位前に行きましたか?」「え?同じパーティですか?」あまりにも離れすぎている。後方にも人がいると言うがまったく見えない。それぞれが自分のペースで仲間の事をまったく 気に留めずに歩いている。坊村に車を置き一緒に帰るのに・・(△△ペース登山???)  「リーダーとは、パーティとは」と論議する我々にはちょっと信じられない登山者達でした。

 ヒヤリハット    なし
     


       春の息吹を存分に体感した武奈ヶ岳(1214.4m)    遊佐 研冶郎
/今回のコースは坊村から御殿山の結構な急坂を登って武奈ケ岳の頂上に立ち、細川越、 釣瓶岳、地蔵山を越えて畑に至るかなり歩きごたえのある山行となった。

 本日の参加者7人は新田辺駅に勢ぞろいし、電車・バスを使って午前8時半に坊村に到 着した。天候は晴れ、無風の中で各人軽く体操をして出発した。御殿山から武奈ケ岳まで のコースは一昨年の秋に歩いたことを思い出しながら歩を進める。確か前回は山の木々には葉っぱがあふれていたが、今日は春にはまだ早いせいか緑の気配はほとんどなく、山はまだ冬眠しているようであった、しかし、汗ばんだ体にときどきぶつかってくる風は春の暖かさを十分感じさせてくれるものであった。登山者は意外なほど少なく春山シーズンにはまだ早いのかなと思ったりもした。

 ペースは快調、予定の時間を上回ってぐんぐん高度を稼いでいく。武奈ケ岳山頂には予定より30分も早く着いた。山頂からの眺めは素晴らし くほんの少しだが残雪を見ることができた。しかし、これまでしっかり見えていた比良ロッジ、比良ロープウェイの建物の姿はなくなっていて時代の流れを感じた。ポカポカ陽気の中でゆったりめのランチタイムを春風と一緒に楽しんだ。
 
 昼食後釣瓶岳、地蔵山を目指してスタートした。このコースは私にとっては初めてであ り期待に胸が膨らんだが、人が歩いた様子はほとんどなく落ち葉の絨毯の上を滑るように歩くこととなった。そのせいかコースをはずれそうになることもあったが、すぐ本来の道へ戻れた。よく手入れのゆき届いた木々には根元から1m位のところまでブルー・ピンク・ 黄色のテープがしっかりと巻かれていた、誰かが熊がひっかくと木材としての商品価値がなくなるのでそれを防止するためのものだと言っていたが、私はそれよりも木の成長の妨 げにならないのか少し心配になった。

 山を降り民家近くの畑道を歩いているとトグロを巻いたへびにお目にかかった。暖かい陽気に誘われて冬眠から目覚めて惰眠をむさぼっていたのだろう。わが仲間の勇気ある男性の一人は持っていたストックでヘビをつつくと穴の中に逃げ込んだ。後半も快調なペースで予定より早くバス停がある畑部落に到着し今日の山行を無事終えた。  

 予定より1時間早いバスに乗ると運転手は「このバスは4月からコミュニティバスにな り、それに伴って料金が220円になりました」と言ったので、550円を想定していたみんなは「近江高島駅に着いたらビールを買うお金ができた」と言って大喜び。しかし、 駅周辺には酒を売ってる店も自販機もなくこれだけが本日の大誤算、疲れを癒してくれるアルコールを味わうことなく電車に乗って帰路についた。