////1915m      ///1819m         //1700m

朝日岳山頂

山行日

2007年10月4日(木)〜7日(日)

天候

曇り一時雨・晴れ・晴れ・晴れ

コース
4日・9:00福島AP9:20⇒11:10ロープウェイ11:40⇒那須岳13:35⇒13:50朝日岳13:55⇒16:00大黒屋5日・6:30⇒9:05牛ヶ首9:20⇒9:45ロープウェイ10:00⇒12:35裏磐梯⇒五色沼散策15:15⇒15:40高原ホテル6日・7:30⇒8:10八方台登山口8:20⇒10:40磐梯山頂上11:10⇒15:25浄土平15:55⇒16:55富士急ホテル7日・7:30⇒ロープウェイ8:00⇒9:35安達太良山頂10:20⇒ロープウェイ12:00⇒17:00福島AP
参加者
リーダー:北川  サブリーダー:村田・寺澤
男性:四宮・村上・中廣・村山(一般)
女性:上杉・玉井・伊丹・上田・長野・澤田・徳田
合計:14名    

 

    山行報告  村田 耕一

/10/4 初日は少し天候を気にしながらの山行であった。那須岳は、皇太子・雅子妃殿下も登頂された山でもあります。多少のアップダウンもあり全員が少し時間をかけて歩く事にした。周りの景色は少し紅葉に早いかな、これも今年の暖冬のせいかと思いつつ足を進めた。那須岳、朝日岳を制覇した後、遂にポツポツと降り始め周りの視界はゼロとなる。でもたいした雨でもなく今夜の宿泊地である三斗小屋温泉太黒屋に着く。途中小さなトラブルがあったが全員無事。太黒屋に着くなり温泉の風呂に入り(露天風呂にも)一口の疲れを癒した。夜が更けるに従って、大粒の雨で屋根のトタンを叩く音が一層激しくなり明日の天気を気にしながら眠りにつく。

 10/5 早朝の朝風呂に入り早めの朝食を済ませ、いざ出発。朝になって雨もやみ、だんだんと雲も切れ始め今日は天候に恵まれそう。一路、沼原分岐から牛ケ首までは比較的平坦な道のりであった。朝のトレーニングにはもってこいである。牛ケ首では風も強くさっきまであった雲も無くなり快晴。今回の参加者全員、常日頃の行いが良いのか(?)最高の秋日和になり全員気分は最高となる。下山後は、昼食の後一路レンタカーを飛ばし裏磐梯五色沼へ。五色沼には沢山の沼があり、水の色は目が覚めるような色とりどりで(特に緑色)全員の気持ちを和ませてくれた。又、沼の周囲を歩いていると沢山のアケビが木々の枝にぶらさがり、子供の頃を思い浮かべながら歩を進めた。少し早めのホテル到着。部屋に入ると、窓の向うに湖面を通して磐梯山が出迎えてくれた、夕食時には程ほどのアルコールを嗜み話しに花が咲いた。今日も元気だ、酒がうまい!今日も全員元気で過ごす事が出来た。

 10/6 今日も朝から快晴に恵まれた。部屋の窓から、朝もやに煙る湖面を通して磐梯山の雄姿が素晴らしい。万歳!万歳!と心の中で叫んだ。食事の後、レンタカーにて登山口へ行くと早朝よりの登山客で溢れていた。我々一行は、準備体操の後ー路頂上を目指す事とした。中腹より上は、色付き始めた紅葉で眺めも一段と素晴らしい!約2時間余りで頂上に辿り着く。全員で記念写真を撮ることとした。眼下には、猪苗代湖もはっきりと見え素晴らしい景色で全員感嘆した。下山も順調に終り、ここからは磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻スカイラインを走り、高度を上げ吾妻小富士に到着。早速吾妻小富士に登る。休日の為か、観光客も多くまるで銀座のようであった。休息の後、車は一路安達太良高原ホテルを目指す。到着するなり風呂(温泉)に入り体を癒した。夕食時には、ビール、酒を飲み交わし雑談に更けた。今日も一日全員元気に過ごす事が出来た。

 10/7 今日も朝から快晴。リフトで安達太良山登山ロヘ行く。今日も最高の登山日和である。那須岳と同じく安達太良山も、皇太子・雅子妃殿下が登られた山で、割合登山道路が整備されていて歩きやすい。今日は三連休の中日で山頂まで続く登山客で大変賑わっていた。途中、ナナカマドや楓の葉が真っ赤に染まっていて目に焼きついた。山頂に乳首があると言うことで触りに行く(北川氏談)。今回の3泊4日の東北百名山登山(那須岳・磐梯山・安達太良山)は、温泉三昧の登山で天候にも恵まれ最高でした。且つ又、たいしたハプニングも無く無事に過ごせたのも、日頃の参加者のトレーニングのお陰だと思いました。この計画にお世話いただきました佐々木様、リーダーの北川様、サブリーダーの寺澤様本当にありがとうございました。そして登山中の会計のお世話をしていただきました長野様、上杉様大変ご苦労さまでした。御礼申し上げます。



               那須岳・磐梯山・安達太良山   感想文集      

 「あれが阿多多羅山 あの光るのが阿武隈川」高村幸太郎の「智恵子抄」に魅せられた若い日からあこがれの山であった安達太良山の頂上にやっとの思いで立つことが出来た。快晴!青い空の彼方に前日に登った磐梯山が雄大に聳える。360度の大展望を満喫し、胸のすく思いにひたった。深田久弥ですら「霧に包まれて眺望は得られなかったが、山頂を極めた喜びに変わりはなかった」とある。ましてこの青空、この眺望、ナナカマドや楓の紅葉!黄葉!幸せの極みの一瞬であった。今回、膝の痛みを抱えたまま参加し、登りは先頭を下りは最後をと言うわがままな歩き方をさせてもらい皆さんの足を引っ張ってしまいました。 磐梯山も安達太良山も下山後昼食だった為、昼食がずいぶん遅い時聞になってしまいましたね。すみません。みんな私のせいです。それなのに最後に私が辿り着くと手を叩いて迎えてくれました。涙が出そうになりました。「迷惑ばかりかけてしまって恥ずかしいです。」「それでも全山完歩出来て良かったじやないですか!」どなたかの声が今も胸に蘇えります。メンバーの皆様お世話になりありがとうございました。(伊丹立子)

 今回の山行を目にした時、チャンス到来と思わずー人にっこりした事でした。今から10年ばかり前でしょうか、東京に単身赴任中の仲間たちと磐梯・安達太良山行を計画しました。ところが運悪く直前に歯が痛くなり一人淋しく山行を断念、悔しい思い…… そしてリベンジは大成功。天候に恵まれ、仲間に恵まれ、リーダーの方たちの計画もバッチリ。次々と現れる五色模様の紅葉を愛で、十分にオゾンを吸い、さわやかな風の中トレッキングを存分に楽しむ事が出来ました。今思い出すに、10年前は余り天候に恵まれなかったとの事でしたね。(中廣正典) 

 山行の申し込みをしたものの、6月のペース登山後2回しか例会に参加していなかったので皆さんのペースについて行けるかどうか心配だった。今年は秋になっても、いつまでも暖かく山々の紅葉には期待せず「智恵子抄」の安達太良山に魅了されての山行と決めていた。
  初日こそ、午後から曇り始め降雨にあい、雨具をつけたが大した雨でもなく、2日目以降は晴天に恵まれ幸運だった。その上真っ赤なナナカマドの実は緑色の葉に映え、紅葉の始まりとはいえ黄色や赤色に染まった潅木は悠々しい磐梯山やなだらかな安達太良山を彩り、素晴らしい眺望。一瞬にして疲れもふっとび「だから山はいいんだ」「だから山は大好」と自問自答。もう少し歩きたい気特ちもあったが、計画どおり下山、また、2日目と3日目の夕食はホテルの食事を楽しませていただいた。大きな事故も無く、予定通り21時30分京田辺着。真っ暗な我が家の庭に足を踏み人れると、大好きなキンモクセイの香りが疲れた私を包んでくれた。リーダー、メンバーの皆様、お世話になり楽しい山行をありがとうございました。(上杉郁子)

 4日間ともよいお天気に恵まれ(1日目の下りで少し雨に遭いました)磐梯山頂上では360度の大パノラマで大満足でした。磐梯山、安達太良山は近畿地方では見られない秋の紅葉を十分味わい、これも大満足です。登山山行にしては、もったいないほどの温泉三昧で非常によかったと思う。そして又、東北の方々は素朴で親切な方が多く大満足、大満足ばかりでお腹が一杯になりました。リーダーの北川様、村田様、車を運転してくださった村山様、楽しい思い出の企画をしていただきありがとうございました。(徳田幸子)

 大黒屋の掛け流し温泉は、風情があった。小雨に降られて冷えた体を温めた。夕食後、寝床に入ったが、蒲団が湿っていてなかなか寝付けなかった。深夜、あまりの寒さに目が覚めた。バリバリ音をたてながらも(安眠妨害でした)雨具を着たが、それでも寒かった。パラパラとトタン屋根に雨音を聞きながら、「雨なのかなあ」「嫌だなあ」など明日の山行に思いを巡らしながら暗闇の中でまんじりともせずに朝方まで床の中で座っていた。夜が明け天気は回復模様、体はヤル気になっていた。今回、那須、磐梯、安達太良の山々を満喫できて太感激でした。(四宮誠次郎)

 今回の東北三山(那須岳・磐梯山・安達太良山)山行は、初日こそ曇り模様でしたが、後は快晴に恵まれ素晴らしい山行でした。紅葉には少し早めでしたが、一部赤、黄色に染まった山並みはさすがに百名山だと感服しました。3名のリーダーに守られ、大したトラブルも無く全員無事に下山できた事は何よりでもありました。この計画をされたリーダーの方々と佐々木さんに感謝…… 本当に有難うございました、(村上格也)  

 今回の東北三山の旅は、温泉に、山にと大変楽しい旅でした。山行一週間前に初めてのギツクリ腰になってしまい、一時は寝返りもしにくい状態になったのです。山行に参加出来るかとても心配しました。でも今は、無事山行を終えられていつも以上に嬉しく思っています。天候にも恵まれ青空に映える紅葉に満足し、雄大な景色を堪能しました。色々お世話下さった村田・寺澤・北川さんには感謝しています。運転してくださった皆さん、それに4日間会計をしてくださった長野・上杉さん、そして同行してくださった皆さん楽しい山旅をありがとうございました、(上田美織)

 以前から行きたいと思っていた山で、少し紅葉には早いでしたが、どの方向から見る福島の山々は雄大でとても素晴らしかった。安達太良山では、多くの登山者が来られてて行き交うのもまた楽しいでした。温泉良し、食事又良し、お天気に恵まれて楽しい山行となりました。車を運転していただいた方、4日間会計をしていただいた方、本当にお世話になりました。(玉井美智子)

 三斗小屋温泉(ひなびた味のある温泉)  この温泉に入るためには3時間程歩かなければならない、登山途中に硫黄の匂いや、噴煙が上がっている場所かあるのに入浴すると臭いも無く、肌に適度にまつわり付きツルツルとするし、透き通って肌が本当に白く見える。大風呂と岩風呂があり、1時間ごとに男女入れ替わるのもおもしろい!ぬるめの岩風呂では、他の登山客との会話に花が咲いた。
 裏磐梯高原ホテル  このホテルに泊まらなければ見られない弥六斗。 前回東北三山に続いての豪華ホテル。なかなかの気分でゆったり行き届いたサービスを受ける。
 安達太良高原富士急ホテル  名湯奥岳温泉。皇太子妃雅子様も入浴された温泉(?)露天風呂での白ける朝、とてもきれいだった。下山後も、又入浴させてもらった。どの温泉も3回は入って満足満足!毎日朝食に出た温泉玉子も又絶品。この楽しい山行を計画、お世話下さった皆様に最敬礼!      (澤田靖子)

 那須三山の茶臼岳・朝日岳、初日スタートは山麓ローブウェイを降りていきなり足場の悪い急斜面を登る。次に岩場を一歩ずつ登る。途中両足の漆の内側の筋肉がつり、一歩も進めない、リーダーに声をかけて応急手当てを受け、しばらく休憩をとってもらい、やっと回復前進する。三斗小屋温泉・宿泊地大黒屋目指して下りに入ると、心配した雨。長い道のり、宿の屋根を確認したときホットする。休息は天然温泉で筋肉をほぐし早めの夕食、7時過ぎに床に入るも雨足が益々強く、打ち付ける音、明日は晴れて欲しい。神様、仏様、山の神様に祈りながら夜を過ごす。ウトウトしながら明け方、天の助け、雨が上がってくれた。 
  二日目朝風呂、早めの朝食いざ出発。沼原分岐の比較的平坦な道から登りの牛ヶ首はさすがに強風で空は快晴と何処までも青・青・青。ここから最高の天候が続く。自画自賛の俺が晴れ男、私が晴れ女‥‥。下山してレンタカーは五色沼散策と裏磐梯高原ホテルヘ向かう。途中蕎麦屋さんに飛び込む。新鮮なトマトと甘い南瓜の前菜サービスをいただく。でも肝心の蕎麦がなかなか注文どおりに出てこない。オジサンお願いだからシヤキットしてね!でも車の所まで又あの美味しいトマトを食べてねと特ってこられた。奥さん有難う。夫婦はちゃんと二人三脚出来ていました。
 三日目ホテルの庭から裏磐梯が朝開けの光で悠然と現れ、湖にもその姿を写す。万才!今日も快晴。八方台登山口から山頂を目指す。途中の景色は、色づき始めた木々、五色沼を遠くに望み胸突き八丁登りきり山頂征服。眼下に猪苗代湖をはっきり目に焼付けて山頂で記念撮影。息を吸ってハイ!止めてパチリ!レントゲン撮影??よく映りました。予定通り元気に下山。途中足湯を廃山小屋で体験できた方も無事下山。さあここから絶好のドライブ日和。磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻スカイライン、どんどん車は高度を上げ山々の峰を遠くに望みながら快適にハンドルを握り浄土平、吾妻小富士散策に向かう。ちょっと肌寒い。火口は大きく、休日の観光客も迎えていました。ナビを安達太良高原富士急ホテルにインプット。でも途中福島に向けて誤動作。でも予定通りホテルに到着する事が出来ました。いよいよ明日が最終日、夕食たっぶりの料理とちょっぴりのアルコールで体調を整え早めに温泉露天風呂にも入り眠りにつく。 四日目ホテル玄関前のリフトで安達太良山登山口へ。今日も雲ひとつない快晴。皇太子、雅子妃殿下登山ニュースで見た山。足場がきれいに整備されている。今日は連休中日、登山銀座、山頂まで続く人の波、子供連れの家族登山も多くちょっとハイキング気分。中腹のナナカマド、カエデの赤が鮮やかだ。山頂は人の鈴なりだ!隣りの峰の稜線に点々と人が見える。遠くの山々がはっきりとパノラマ映像。ここに来て本当に良かった満足!満足!小生未熟な山の経験者。脚力不足、雨対策、装備不足を猛反省し帰路の福島空港に向かう。皆様大変お世話になりました。感謝!(村山征義)

 昨年度末に、翌年・本年度の山行総会の席上で、私は那須三山の山行を提案した。小学校からの同級生で親しい村田耕一君も、磐梯山と安達太良山の山行リーダーを卑しくも買って出ていた。両者提案とも、同じ方面で同じ位の時期だったので参加者を争奪戦するよりも両山行を合併することになった。参加者も両山行を楽しめ、両リーダーとしても互いにノウハウを出し合える事に意見も一致し充実した山行を楽しめるだろうと期待した。浄土平で吾妻小富士をも含めた4山域のロマン溢れる火山を巡り、紅葉も満喫でき、心身とも満たされた山旅であった。とは言うものの、私は何も出来ず大方村田君をはじめ佐々木さん、寺澤さんに全面的のお世話になり、私はリーダーとは名ばかり。交通手段から、宿泊、予算面、登行コース、タイムスケジュール等の資料作り、説明会の段取り、はたまた伊丹空港までの送迎手配まで3氏が全て立案してくださり、真に感謝の念でいっぱいです。幸い4日間も穏やかな日和に恵まれ、温泉にも浸かれて満足していただけたと思います。参加者全員のチームワークの素晴らしさ、統律の鮮やかなこと、改めてスタッフ及び参加者の皆様を讃えたいです。(北川欽造)

 初日の那須岳(茶臼岳・1,915m)から朝日岳(1,896m)までは曇り勝ちながら雨に会わず、この分なら三斗小屋まで行けそうに思えたが、展望のよい、「熊見曽根・隠居倉(1,819m)」では、遂にポツポツと降り始め、視界はゼロになり、三斗小屋では音を立てた豪雨になった。 これでは明日も雨かと思っていたが、翌日からは好天に恵まれ紅葉し始めた山を眺めながら、軽快に歩き、裏磐梯山の五色沼の景色も堪能できた。三日目の磐梯山(1,819m)や吾妻小富士(1,707m)からの360度の展望で猪苗代湖や裏磐梯の湖沼や山々の眺望を満喫、最終日の安達太良山も快晴で、山頂の乳首(1,699m)にも登り、更に、峰の辻まで足を伸ばして、馬の背方面や磐梯山の遠望まで楽しめ、太満足の山旅であった。(寺澤 淳)  

              寺澤さん編集の写真集が 会員ひろば にあります