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山行報告 | 佐々木 英夫 | |
/恒例の愛宕山初登山は、もう十数年続いています。京田辺では木津川特有の霧が発生していて、どんより曇っていて天候が心配されましたが、清滝に到着した頃は、すっかり葉を振るった雑木の山の上に は青空がのぞいていました。新年会も愛宕山から水尾とあって、申込参加者は少なかったが、当日の参 加者があり総勢12名となりました。 例年どおり表参道登山口から登りました。いつも思うことだが、愛宕山への距離表示には混乱する部分があるので、ここで若干整理をしておきたいとおもいます。昔から{お伊勢へは七度 熊野へ三度 愛宕さんへは月参り}と古歌にもあるように根強い信仰の愛宕山へは、今は辿ることも困難な嵯峨道・愛宕街道を経て、起点は一の鳥居から愛宕参道となっていたようです。ここから愛宕山まで約50町(5.45km)の道中となっていたようです。 目印は平野屋の前の愛宕山参道起点を示す亀石から、一の鳥居をくぐり、試峠(現在のトンネルの上の峠)まで5町(約0.55km)、渡猿橋を渡って清滝川鳥居まで11町(約1.2km)、18町目辺りの壷割り坂、中間点は、25町目の東屋で、なかやという茶屋の跡は、「あたごしんこ」と言うお菓子を売っていたというところです。この参道沿いには、往事には1町毎に休み処があって賑わっていたといい、今も至る所で茶屋跡の石垣が確認できます。 やがて7合目の展望のよい場所(かわらけ投げ)を過ぎ、水尾の分かれの東屋を経て、樒小屋、京口の総門をくぐり、石灯篭の参道を経て、山頂までの石段237段を登ると全国八百の御分社の総本宮、愛宕神社に詣でることが出来ます。 清滝の赤い鳥居の表参道登山口から40/20などの標識は、約4kmの距離を40分割して表示してあり、総門をくぐった少し先の神域が40/40となっています。その先、社務所までは約250mほどあります。50丁目の表示距離と登山口からの距離には、約1.2kmの差があることになります。 今年の山行の安全を祈願し、全員参拝後、火逎要慎の護符を受け、愛宕山三角点まで行き、記念写真を撮り、境内階段下の小屋付近で昼食をし、帰路は躑躅尾根をくだりました。いつも降りに使う躑躅尾根を夏山トレーニング等の登りにしたら、少し過酷かな……と思いながら、好天に恵まれた愛宕山初登りを楽しみました。 |
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/3年前は妻と、一昨年は息子・娘婿と初登りをさせてもらい、去年は山友会に参加し
た。今年は、4歳の孫と登ろうと思っていたが、孫が風邪気味で調子が悪く、私も飲みすぎで体の調子がいまいちの中、家族が「やめといたら」というのも聞かずに一人で参
加した。 以前のケーブル軌道跡を右に見ながら階段を登っていく、階段はしんどいが一気に高度を稼ぐので、歩く距離は短い。今日は体が重い、身軽に休み無く登ることができない。 途中東屋で汗拭きと・衣服調整のため2回ほど休憩をとる。水尾の別れから黒門で一段落、昨年もそうであったが、今年も登山者が多く神社のお 札を買うのに人がいっぱい並んでいて時間をとられた、小500円也、すでに志賀さんが参拝したと言ってストーブで暖をとっていた。そのうち我が本体も到着。 すこし休憩して、時間があるので三角点へまわって神社下の小屋付近へ戻り昼食を取 っていると、また登山者が増えてきた。 今日は食欲が無い、パンひとつと味噌汁の食事で終り。気温が下がり寒くなってきたので、みんなも早々に食事を終わり片付けだした。下りは、今回も水尾へ寄らずに保津川 駅直行のコースをとることになった。下り始めたとき大谷さん母子にあった。以前、雪の明神岳に同行したスポーツウーマンの娘さんもいた。 このコースは雑木林の中を歩くため、視界は無いが今日みたいに天気のよいときは気持ちがよい、森林浴を楽しめる。ルンルン気分で歩いていると、鉄砲の音がして犬を呼ぶ声がした。猪の毛づくろいの後かある、打たれたら大変と思っていたら、腹が痛くなってきた、今日は調子が悪い。後ろを気にせずに先頭になり足早に駅まで急いだ。駅で くつろいでいたが、本体がなかなか来ない。 3人の小さい子をつれた親子ずれが電車の見物に来ていた。小さいときに近鉄電車をよく見に行った昔を思い出す。今回は、昨年とちがってみんな一緒に帰ることができた。 浜北さん・玉井さんありがとうございました。世話するのも大変ですね。 |