台高山脈 | 1309m |
/迷岳山頂
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山行報告 | 西上 正 | |
/ 橋本号・守口号に分乗して予定より一寸早めに出発出来た。心配された車の渋滞に全然遭わず快調
に現地に30分早く着いた。天気は快晴で申し分のない登山日和である。駐車場で準備体操をしながら
眺める先にこれから登る急峻な山容が迫っている。橋の袂に登山届けのBOXがあり、初めて届の持参
を忘れたことに気が付く、橋本さんが早速メモ紙に書いて投函して下さった。今回の山はあまり資料
がなく、H15年5月に登られた「らくなん山の会」の吉野さんに相談したところいろいろ資料を戴き、
又奥西会長の山行報告など参考にさせてもらった。其れによると登山取り口は唐谷川の橋を渡って川
の左側を10分くらい歩くとある。それで橋を渡って調べてみたが其れらしきルートが見当たらない。
結局平松氏や片山氏の指す橋の袂(川の右側)を行くと鬱蒼とした杉林の中に登山口の道標があった。
飯盛山930m、標高差600m今回の最大難所である。のっけからジグザグの急登になる。平均斜度45度 はあろうかと思われる道が続く、ところどころ岩が出っ張っている所もあり、垂直に登るところもある。スリールがありおもしろい、木の根や幹を掴んで高度が稼げる。通常なら汗がしたたり落ちると ころ、今日は爽やかな風が汗をふき取ってくれる。遊佐さんの「久しふりに山らしい山に登れた」と 声が下から聞こえて来る 。 本屋根分岐からも痩せ尾根の急登が続く、しかし適当に変化があり疲れも・時間の経過も忘れがち になる。樹木の間から奥香肌湖が直下に見られ高度感のある景色が楽しめる。シャクナゲの大木が散見出来る花は終っている。930mの飯盛山に登り着いた。眺望は木々の間だから奥香肌湖の真青な湖面が キラキラと光って見える。登りは緩やかになり歩きやすい、小さなアップダウンを繰り返しながら除 々に高度を上げて行く、1000mを越えるとシヤクナゲが今が盛と美しい、アカヤシオツツジもピンク 色に咲き誇っている。唐谷分岐を過ぎ1079mに登って来るとブナやヒメシャラの樹林帯に入り情景が 一変して木々の芽吹きが始まっている。山頂手前で再び急登になるが待望の迷岳がそこにあると思う と馬力が出て来る。 ブナの木々に囲まれた頂上は広がりのある山頂で大変雰囲気が良い。20人位の先 客が寛いでいる。写真を撮ったりして30分位休憩の後道を間違わないよう気をつけて下山にかかる。 計画は来た道を折り返しであったが、あの急坂を下りるのは恐ろしいと言う声も多く唐谷分岐まで戻 り、一般的な唐谷コースを下ることにした。この道は植林の中を通る眺望が全然きかない味気ない道 であった。急勾配ながら良く踏まれているので危険は少ない。40分位歩いて唐谷川に出た。川向かい の道を川に沿って下る。轟音が足元の樹間から聞こえて来る。三の滝のようだ。二の滝や一の滝は見 られなかった。川沿いに下ると朝登った登山口に行くが、一寸でも早く下りたいので林道を選んだ。 道は荒れていたが計画より1時間早く下山出来た。 香肌峡温泉/ホテル・スメールの温泉に入った。入 湯者も少なくユツクリと温泉を楽しめた。ここから眺めた急峻な山が「迷岳」と山行案内をしていた が「飯盛山」の間違いであった。迷岳はその奥で見えなかった。お詫びして訂正します。 橋本さん・守口さん車の運転お疲れさんでした。今日の山は皆さんに「また来ても」と喜んでもらっ た。企画した冥利を感じました。有り難うございました。 |
// きびしい岩場が続く/ 新緑のブナ林・迷岳山頂まであと少し/ 唐谷川への下り/ |
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[写真提供は片山さん・秋月さん] |
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なぞめいた名前の山に惹かれて、参加の申し込みをした。ネットやガイドブックで調べたところ飯盛山経由のルートはかなりの急登があり、岩場の難所もありで昔は登山の困難な山といわれていたそうだ。今回はその飯盛山のコースを往復するとなっている。 |