雪 山
比良堂満 第3ルンゼ


日 時 2006年1月28日(土)
天 候 くもり 小雪
コース 京田辺7:10発→イン谷9:10→大山口9:55→
青ガレ分れ10:30→(ラッセル)ピナクル13:25→
青ガレ分れ14:25→イン谷15:35→京田辺17:00着 
参加者 リーダー:中島貞夫 
サブリーダー:橋本壽夫    計2名





<山行報告>

 積雪期に堂満岳に突き上げるルンゼを前々から行きたいと思っていて、今回は第三ルンゼを登ろうと出発。 大津を過ぎると、前日に降雪があったらしく、辺りは雪化粧。小雪がちらつき,道路も渋滞で、歩き始めが遅くなった。
正面谷を進み、青ガレ下の砂防堤につく。 ここからが今回の本番だ。二人ともこのコースは初見で、地図を手に堤の上へ、トレースは全く無く、上部を仰ぐとV字谷に真っ白なラインが見える。

 後ろから大阪の労山二人パーティーから 「一緒に行っていいですか」 と声をかけられ、「共にラッセル出来るならOKです」 と共に行動する事にし、小雪の舞う中出発。すぐに傾斜がきつくなり、雪の量も多く、ラッセル(ピッケルを両手で水平に持ち、胸前の雪を体の前にかき集め、膝で固めステップを作る)で登る。サラサラした雪質のためステップが作り難い。

 風もあって、上から粉雪が飛んでくる中、左に岩壁、右に支尾根で幅の細くなった(余り気持ちの 良い場所でない)所を通りぬけ、一段と傾斜がきつくなった所で、ピナクルに突き当たる。ザイルを出し、上部の状況を偵察にかかるが、下で待ってる大阪の二人が、この先は装備も充分でないので、ここから下山の申し出があった。

 折角ここまで一緒にやってきた事だし、時間的な事もあるので、一つのパーティーとして行動をと、下山にかかる。
傾斜がきついので、ピッケル操作とバックステップで堰堤付近まで戻る。 
なんと登り3時間弱かかったのに対して、下りは30分程であった。予定通りには行けなかったが、久し振りな大ラッセルが出来て、満足気分で帰途に着く。
    ※ルンゼ = 急峻な岩の溝     ※ ピナクル = 小岩峰
(報告者:橋本壽夫)