―――2005年の夏山登山 <その2>―――
(2702m)
テント組
日 時 | 2005年7月24日(日)〜25日(月) |
天 候 | くもり時々晴れ |
コース | 7月24日(日) 京田辺市6:00→別当出合10:00→中飯場11:30→ 甚之助小屋13:40→南竜キャンプ場15:00 (テント泊) 7月25日(月) 南竜テント場4:00→トンビ岩コース→室堂6:15→ 御前峰7:25→室堂9:50→大倉山避難小屋11:30→ 白水湖13:45→京田辺19:00 |
参加者 | リーダー:山口 女性:大谷 中村 内匠 合計:4名 |
<山行報告>
猛暑から逃れて、涼しい夏山へテントを担いでやってきた。白山へは7年ぶり、あの時は秋だったが、紅葉の素晴らしい景色に歓声をあげながら登山したことを思い出す。
10時、別当出合から砂防新道を行くが、下山してくる登山客の多さに驚く。とぎれることなく下山する人と行き交う。白山は人気があり、登山道も整備され迷うことなく登れる山である。登りは曇り空でガスが漂い、周りの展望はない。別当覗きでは何も見えず少し残念。別当谷のすさまじい崩壊が見えるらしいが。
風もなく蒸し暑く玉の汗が流れる。高度を上げるにつれ涼しさを感じるようになると、いろんな花を見かける。13時30分、甚之助小屋をすぎ南竜道分岐地点にくると空が晴れてきた。見る見るうちに雄大な景色が拡がりとても嬉しくなる。カメラを持つと、白や黄色やピンクの花たちに吸い込まれそうになる。15時に南竜ケ馬場に到着。ここは平坦でキャンプ場も広々している。雪渓もあり子供たちが楽しんでいる。早速テントを張り疲れを癒し、ゆっくりとする。
あくる日は3時起床。夜露にびっしょり濡れたテントを撤収し4時出発。
室堂に向かう最短のトンビ岩コースを行く。幾つかの大きな岩を通り過ぎたが、どれがトンビ岩なのか分からなかった。平坦な道に入るとハクサンシャクナゲが綺麗に咲き誇っている。見惚れているうちに室堂に6時10分到着。ここに荷物を置き、身軽になって御前峰へ行く。その途中で見たクロユリの群生に驚く。こんなに沢山のクロユリを見たのは初めてです。7時30分御前峰に着く。山頂は快晴でコバルトブルーの池と雪渓が鮮やかに見えた。
9時50分室堂を出発する。下山は平瀬道を行く。この道もまた高山植物が両サイドに広がり楽しませてくれる。ここでも初めて見たキヌガサソウの群生。樹林帯の下方で大きな葉っぱの上に白い花を広げ、あまりの美しさに感動しました。ここは正に花の宝庫です。
11時30分、大倉山避難小屋で昼食をとり、白水湖へと無事下山した。
(報告者:内匠美佐子)
<感想>
別当覗き |
室堂を眼下に御前峰を登る |
テントの前で楽しい食事 |
やっと白山へ登る機会が巡ってきた。 憧れの花々に出会い、楽しいキャンプも味わいました。 雪渓を渡るときは足が震えました。 熱き山 健気に咲くも フウロの花 白山や 小さき花に 魅せられて 高山に つかの間の夏 咲き競う 夢の中 コザクラの花 髪にさし 岩キキョウ 勇気もらいて 足はずむ 急登の 岩よじ登り 玉の汗 (S・N) |
クロユリが点在 |
キヌガサソウに引きつけられる |
御前峰頂上からの眺め |
トンビ岩 |
雪渓を歩く |