東播磨最高峰千 ガ 峰 1005m


日 時 2004年3月14日
コース 松井山手駅6:45発→三谷登山口9:00→岩座神道出会10:15→
千ガ峰頂上11:00→市原峠12:40→坂駐車場13:00→
市原登山口13:40→春蘭荘(入浴)14:00→京田辺17::30着
天 候 晴 れ 
参加者 リーダー:山口  サブリーダー:小山
男性:上角 白波瀬 西上(正) 
女性:大谷 杉本 中村 西上(素) 山田
合計:10名

<山行報告>
 4月中旬並のポカポカ陽気で晴天が続き、登山道は心配した雪解けのぬかるみもなく快適な山行となった。
このコースは、バスだとアプローチの林道が長いが、車だと標高420mの登山口まで入れる。今回は車2台で下山道に1台を迂回したので楽に登れた。標高差600mの急登でしたが、予定よりも早く1時間半で頂上に着いた。
 頂上は360度のパノラマで雪を被った氷ノ山や千メートル級の段が峰、笠形山、雪彦山、藤無山などの展望が素晴らしかった。下山道は登りと違いなだらかな尾根道で展望を楽しみながらのハイキング気分、天気もよし時間もあり途中でコーヒータイムにする。食後あまり時間も経ってないのに「また、太るわ!」と言いながらも、それぞれにおやつが出て別腹か至福のひと時。すぐに市原峠から駐車場へ到着しドライバーの上角さん、小山さんが車を取りに三谷登山口へ、その間林道を下る。道の左右にミツマタが群生して黄色い花が美しい。この地方は昔、和紙を作っていたのかこんなに沢山咲いているのを見たのは初めてです。
 2時に春蘭荘に到着し、温泉でさっぱりした。周りには桜が沢山あり月末には満開でお花見で賑わうだろう。3時に出発したが、西宮名塩トンネルで玉突き6台の事故に巻き込まれ渋滞し、5時半に松井山手に帰着した。
(報告者:山口)

<感想>

 交通の便が悪く、出かけるのに二の足を踏む播磨の山、マイカー山行によって参加することができ、幸い天気に恵まれ、しかも温泉のおまけ付きでこれぞ至福の時であった。
 高速道路の開通で八幡東から山崎へ、あっという間に達し、名神、中国自動車道を経て、A地点の登山口に着く。B地点に1台の車を置き、A地点に戻るという離れ業のおかげで往路の急登、帰途の稜線歩きを楽しむことができた。
 千ガ峰は、ミツマタの木が多い山であった。今が花盛りで、蜂の巣がぶら下がった様に花がつき、枝は3本ずつあるのがこの木の由来である。ジンチョウゲ科に属するとか。
(白波瀬 勇)
 アイゼン持参、999の谷があるという千ガ峰。険しい山かしらと自分なりに覚悟をして登山口に降り立ったら意外やいがい。ミツマタのお花に迎えられて不安は消しとび、歩き始めから上昇気分でゆったり登山、楽に頂上に立てた。
 青空の彼方に大山の影らしきものを見つけ、秋にはあそこに立てるという期待も膨らみました。昨年は福寿草で、今年はミツマタ対面で感激。しっかり観察することの無かったお花ですが、地味ながらだいだい気味の黄色はあでやかで美しく印象に残った。
山の記憶がお花と共にあるのは最高の幸せ。
(大谷 典子)


 三谷登山口の公衆トイレを見て、ああ何年か前に来たことを思い出した。16年目の山友会、大きな山、小さな山、ハイキング、あっちこっちの山が重なって頭の中はパニック。
 頂上で昼食、遠くに氷ノ山、段が峰、360度のパノラマ。山っていいなあ! ティタイムそして温泉と、とても楽しい山行でした。
運転してくださった上角さん、小山さんありがとうございました。
(杉本 和子)
 東播州最高峰といっても車が700〜800mまで運んでくれたので大助かりの山行であった。岡山のハイキングクラブの一行40名が大型バスで来ており、この組より先に登らねばと思っていたが、先方が段取りよく先に行ってしまった。木々の間から雌滝、雄滝を垣間見ながら整備された登山道を約1時間半で頂上にたどり着いた。頂上は360度視界を遮るものもなく、広々として気持ちが良い。春霞が遠望を遮り、氷ノ山がやっとであった。
 下りは1時間あまりでゆっくり昼食がとれた。春がもうそこに感じられた久方の楽しいハイキングであった。
(西上 正)

 

<写真は白波瀬さんの提供です>

 千ガ峰の山頂からの眺望は素晴らしく、まわりにさえぎる物が無く360度の大パノラマだ。のんびりと昼食をとり、12時に出発し急斜面を下り市原峠へ、春蘭荘の天然ランド温泉も入り気持ちの良い一日でした。
ありがとうございました。
(山田 禎子)
 12月よりなかなか山に行くことが出来なかった。
名前の由来は谷が999あるところから付いたとの事。私は勝手に峰が千あるから千ガ峰と解釈して登り、やっぱり千の峰、遠くには氷ノ山が春霞の中に見え、久しぶりの山行に大満足の一日でした。車を運転していただいた上角さん、CLの山口さんお世話になりました。
(西上 素子)


 登山口より渓流沿いの緩やかな道を楽しみながら登るといきなり急登、杉林の道に入る。山腹には残雪もあり冷たい風にもかかわらず汗びっしょりで久々の山行を味わった。
 春霞だが、お天気もよく山頂からは山々が黒く、浅く、白く、遠く幾重にも連なり999の谷をつくる千ガ峰、その名の由来が頷ける。西北には氷ノ山が白い姿を浮かせていた。大満足のひと時を過ごし、なだらかなクマザサの稜線を楽しみながら下る。お世話いただいた山口さん始め皆さん、そして遠くまで運んでくださった小山さん、上角さんに感謝、お疲れさまでした。
       
 往(い)にし方(え)の  仙人降りし遠き峰   
          春まだ浅し 頬に刺す風

(中村 幸子)