剣尾山(784m)〜横尾山(785m)


日 時 2004年11月21日(日)
天 候 晴れ
コース 新田辺7:30発→松井山手7:50→能勢の郷9:30→
行者山登山口9:50→行者山10:33→剣尾山11:36(昼食)
横尾山13:05→岩塔13:40→能勢の郷14:36(入浴)→新田辺17:50
参加者 リーダー:片山  サブリーダー:倉光(正)
男性:守口 西川   (一般参加) 中田  峯岡
女性:倉光(展) 堀尾   (一般参加) 寺崎 越川 角
合計:11名

<山行報告>
 能勢の奥地の山域ということで、足の便及び費用を考慮し自家用車での山行とした。 前日までに11名の参加申し込みがあり、その内5名が一般参加者であった。新しい顔ぶれの参加者 と共に3台の自家用車に分乗し定刻に出発した。
日曜日で道も空いており、2時間弱で簡保の駐車場に到着。身支度を整え舗装路を15分位で行者山登山口に到着。今日は天候も良く大勢のグループが次つぎと登ってくる。軽くストレッチを行い出発。

 いきなり丸太の階段の急登が続く。行者山は修験者の行場となっており、巨岩がいくつも点在し、仏像や梵字が彫られている岩もある。整備の行き届いた林間のルートを登って行くと、やがて六体の地蔵が祀られている六地蔵、月峯寺跡を過ぎ、ひと登りで剣尾山山頂に到着。360°の展望を楽しむ。

 お目当ての蛙岩は先客が占領しており近くの岩の上で昼食。先客が移動したのでそれっと蛙岩に飛び乗る。一段高いだけあってさらに見晴らしが良い。先客の団体は姫路の山の会で先週発足したばかりで今日が第1回の記念山行とのこと。我々が京都田辺山友会のメンバーで今年25周年を迎えるとの紹介でしばらく山談義に花が咲く。山頂での記念写真で『剣尾山〜横尾山』の横断幕を拝借した。

 横尾山へのルートは先の台風23号の影響ででかなりの木々が倒れており、跨いだり潜ったりさながらアスレチック登山の様相。熊笹の生い茂る道を鈴を鳴らしながら進むと、やがて名物のトンビカラの岩塔に到着。岩塔の頂きから振り返ると先ほど歩いてきた剣尾山、横尾山の峰々が良く見える。
本日の一般参加者は山の経験も豊富であり、話題も盛り上がり、こんな方々が入会されたら心強いと思う。今日は天気に恵まれ、山上では心地よい風にも助けられ全員無事に簡保の駐車場に到着し、汗を流したあと、京田辺への帰路についた。 本日車を提供して頂いた、倉光さんご夫妻、峯岡さんには大変ご苦労さまでした。お礼申し上げます。
(報告者:片山弘志)


  
剣尾山の山頂                     姫路会の皆さんと一緒に

――― 山友会員の感想 ―――

 剣尾山はガイドブックによると「北摂の大展望と巨岩の霊峰」とのことで、一度は登りたいと思っていました。この付近へは交通の便がもう一つのため登山の経験がありませんでしたので、今回の山友会の計画は好機会でした。途中は修験者の行場で仏像が彫られた岩や月峯寺の寺跡を見ました。また山頂から深山など北摂の山々を望み、360度の見晴らしを堪能しました。山頂から横尾山への稜線は大半がササヤブで、ここでも先日の台風23号の影響で倒木が多く、それらを乗り越えたり潜ったりしましが、結構楽しい山旅でした。
(守口 實)

 好天でこの時期にしては暖かめの気温と、剣尾山山頂での昼食中や小休止中は無風だったことに加えて、リーダーはじめ皆様方との打ち解けた雰囲気の中での山行だったこともあり、本当に爽快な気分の一日となりました。
時節柄最高の紅葉を期待しての山行ではあったが、紅い葉っぱが少かったのが(その分、黄色と残り少ない緑とのコントラストも、又良し)、私としては、ちょっと残念ではありました。片山リーダーはじめ山友会の先輩の皆様方並びに、運転の労をおとりいただいた方々にお礼申上げます。有難う御座いました。
(西川榮冶)

 欲張りな秋はイベントが重なり合って2ヶ月振りの歩きです。3台のマイカーは離れず離れずの見事な走行でした。摂津と丹後を分ける国境の尾根道を縦走する剣尾山は途中に巨岩がいくつもある行者山があり観音様や梵字が刻まれていて見とれてしまいました。
懐かしい炭焼釜や六地蔵をすぎ月峰寺跡には石垣が残っていて大きな花崗岩の置かれた頂は広くて愛宕山や生駒山六甲山を示す方向板がありお弁当となりました。結成間もない姫路山の会20数名がいてアドレス交換など賑やかな山頂でした。横尾山への笹の藪こぎは変化があって面白かった。好展望の岩塔からは今歩いて来たばかりの剣尾山と横尾山が堂々として望め気分が高揚し離れ難かった。登山道にはコシアブラやタカノツメが黄葉を着飾っていました。 久々に汗した心身には豊かな湯が心地よかった。長閑な能勢の里をあとにした。マイカーの有り難さに感謝しながら…。
 (堀尾洋子) 


  
大日観音像が彫ってある大岩                   岩峰を越えて

    
ヤブコギを行く               岩峰への登り


――― 一般参加者の感想 ―――

 今日は大変楽しい山登りに参加出来て本当に有難うございました。 天気に恵まれ、行者山の巨岩群の途中にある磨崖仏を拝見、見事な仏様のお顔で登りの疲れも癒されました。少し急なこう配を登ると炭焼窯跡、樹林帯を抜ければ優しいお顔の六地蔵がお迎えして下さる。なにかすごく幸せな自分に思えました。
でも現実、この石ここまでどうして持って来たのかが話題でした。最後の急こう配を登ると剣尾山の頂上見晴らしは最高、大きな石の上で楽しいランチタイム山登りで一番の楽しみ(おにぎりが美味しい・美味しい)山頂を後に次は横尾山の縦走少し下り、登り・・・・・横尾山の三角点は熊笹の中の小さなスペース少し期待外れの山頂、でもこれも山の醍醐味です。
後は下り、結構台風で折れた木々をまたいでの障害物競走さながらのアスレチック登山これが以外に面白い出来事です。
下山した後は、かんぽの湯の天然温泉が待っていました。 これを極楽と言うのでしょうか。これで今日の楽しい一日が過ぎ本当に有難うございました。片山さんをはじめ会員の皆様に感謝いたします。
(寺崎廣子) 

 今日は楽しい1日有り難う御座いました。初めて参加させて頂いたにもかかわらず前からお知り合いのような和気あいあいと、アットホームなほんとうに名のごとく山友会ぴったりのネーミングで、山頂の蛙岩の前では“姫路山の会”に出合い和気合いあいとほんとうに(山の友)ってよいですね・・・。
山登り始めて1年3ケ月あまりの私ですが行く所行く所初めての山ばかりですので“剣尾山”どんな山だろうと胸ワクワクしながら参加させて頂き、それに片山様のゆっくりとしたペースで登って下さったお陰で登りやすい山でさほど疲れもなく素晴らしい風景楽しむ事が出来ました。帰りには大好きな温泉に入らせて頂き最高の“ごほうび”でした。こんなおばぁ〜ちゃんですがまた是非参加させて下さい。片山様ほんとうにご苦労さまでした。有り難う御座いました。
(越川久子)

 先日はありがとうございました。今回も楽しく登らせてもらうことが出来ました。近場にこんなきれいな所があるなんて知りませんでした。行き帰りに山の話をするのがすごく楽しいです。
山に登っている時は苦しい時やつらい時もありますが、登り切った時の達成感はほんとにいいものです。僕はまだ何気なく山に登っていしまっている感が少しあります。次登るときはもっと楽しく周りを見て何かを感じられる様になりたいです。
そのためにもっと山に登って勉強していきたいと思います。これからもよろしくお願いします。
(中田修仁)

 紅葉の季節となり、しばらく遠ざかっていた山が恋しく、今回参加させて頂きました。近郊の山なのに未だ登ったことがなく、行者山は各所に点在している石仏が、当時の修験者の世界にタイムスリップしたようです。
剣尾山からは丹波や摂津の穏やかな峰々が遙か遠くまで望まれ、すばらしい展望に感激しました。随所で片山様や倉光様からのワンポイント解説も頂き、皆様と共に楽しい雰囲気でした。横尾山からの下山道では木漏れ日の中に紅葉も楽しめ、秋の一日、有意義な山行をさせて頂きました。また、機会を作って参加させて頂きたいと思っております。
(角 ふみ)

 当日北近畿には雨があるかも知れない予想がありましたが、天気に恵まれ良い一日になりました。
外気温16度位でないかと思いましたが、顔から汗が落ちることも登山の楽しみの一つにしております。大山近くの象山と岩等がほぼ同じ感じで、地球に草木が無い時代に嵐で土が削られ頂上及び山腹に岩が現れた後に草木が岩を取り巻いたのではないでしょうか。
六甲山にも同質岩の様な石切場がありました。象山から東へ同質岩が何処まで継がっているのか興味があります。剣尾山、横尾山は象山に比べ斜面が急勾配で岩が大きく山腹の岩と松の自然の調和は格別でした。
終わりにリーダーの方には事前に調査登山を頂いている様で感謝申し上げます。ありがとうございました。
(峯岡邦博)


六地蔵の前で


写真は片山さん提供