―――春の市民登山―――

京都北山 標高951m

日 時 2004年4月25日(日)
天 候 快 晴
コース 新田辺7:00出発→坊村登山口8:30→鎌倉山10:20→
オグロ坂峠11:30(昼食)→八丁平(湿原周遊)13:30→
中村乗越14:30→葛川中学校15:00→新田辺17:00
参加者 リーダー:中島貞夫  サブリーダー:市橋千代子
会計:和田純子     救急係:山田禎子、和田純子

一般参加者  男性:3名   女性:9名
山友会員    男性:14名   女性:16名
合計:42名


<山行報告>
 今年の春の市民登山は少しレベルアップしようと京都北山を選んだ。名前もハイキングから登山に変えてマウンテングハイキングで計画したが、一般参加者にはPR不足だったと思っている。しかし会員の協力で大型バスもほぼ満員でよかったのではないかと思います。
春の不安定な天気の中、丁度好天に恵まれて暑くもなし、寒くもなしで新緑の山路を回れたが、花には会わなかったのが残念だったと思いました。
高層湿原とは名前だけの感じがする八丁平だが、ほぼ一周して雰囲気は感じ取ってもらえたのではないかと思います。
会員には物足りないコースだったと思いますが、皆さんの協力で無事帰れました。ありがとうございました。
(報告者:中島貞夫)

<感想@>
 今日の山行は1月25日「二の瀬ユリから魚谷山」以来実に3ヶ月ぶりの山歩きである。今年は大いに山歩きを楽しむぞと意気込んでいた矢先、家庭の事情により山歩きはしばらく断念せざるを得なくなった。幸い4月になってほぼ問題も解決をみることができたので、私としては本当に久しぶりに山行を楽しむことができた。

 当日は一般参加者14人を加え総勢42人の参加で、午前7時前新田辺を貸切バスで出発して一路登山口の葛川(かずらがわ)坊村に向かった。車中で本日の総括責任者の中島さんから「到着まで3時間近くかかるだろう」との説明があったが、実際は約1時間半で到着した(まさに嬉しい誤算であった)。

 5班に分かれ1班より出発した。私は4班でリーダーは寺澤さん、サブリーダーは橋本夫人である。8人のメンバー中5人が女性でにぎやかなこと、にぎやかなこと。小さく静かに可憐に咲いている花を発見するたびに歓声があがった。しばらくは「イワカガミ」と「イワウチワ」の見分け方について話題が集中した。一つの茎から複数の花をつけているのが「イワカガミ」で、花が一つは「イワウチワ」であるとか、葉っぱが鏡のようにすべすべしているのが「イワカガミ」であるとか、うちわのように丸い葉っぱが「イワウチワ」とか聞いていて面白かった。

 今日の天候は快晴で山歩きにはこれ以上望むのは無理と思えるほどの天気だった。途中少し風が吹いたときには肌寒く感じたが、汗ばんだ体には心地よかった。ぶな平から鎌倉山(950メートル)を越えて八丁平に向かう途中で早めのランチタイムになった。私は久しぶりにカップラーメンを持っていったが、山で食べるラーメンはたまに家で食べる味とは一味違っておいしく感じられた。山口さんからもらって飲んだコーヒーもうまかった。

 昼食後オグロ坂峠から八丁平の湿原の周囲を歩いた。昨年9月28日山友会例会で同じコースを歩いたときは、ここから峰床山(970メートル)へ向かったが、今日はこれをカットし中村乗越から下山口の葛川小学校へ歩いた。健脚揃いのメンバーの足は早く快調なペースで予定の時間よりかなり早く葛川小学校へ着いた。そのため帰りのバスはまだ到着しておらずしばらく待つハメになった。

 歩きの途中で西上さんより「反省会希望者がいるのであなたが幹事になってみなさんに案内するように」との話があり、車中でお知らせしたところ14人(男性9人、女性5人)の方が参加された(一般参加の守口さんも参加された)。今日の山行についてのホンネの意見もだされ議論が伯仲する場面もあり、大いに盛り上がった。これまでも反省会はあったが、どちらかといえば一部の人でという色彩が強く、今日のように全員への案内は概ね好評であったことを付記して今後のご参考にしていただければ幸いである。
(遊佐研治郎)


  

   

<写真の提供は和田さんです>

<感想A>
 季節はずれの寒波が幸いし、いきなりの急登もあまり汗もかかずに、芽を吹き出したブナ林の中をゆっくり歩け、又たくさんの花に出会えて楽しい一日でした。役員の皆さんありがとうございました。
(山口 博)

 上天気の中、可愛い花々に歓迎を受け、新緑の季節を満喫できました。大変楽しい一日で、皆さんありがとうございました。
(小山正信)

 山笑うの如く、木々はいっせいに芽吹き素晴らしい光景でした。ニリン草、イカリ草などたくさんの花とも出会えて気持ちの良い山行でした。
(濱北紀子)

 柔らかな芽吹きと新緑の優しい歩きを楽しみました。
(堀尾洋子)

 新緑には少し早いかなと思われた春の市民登山。快晴の中、若葉の出かけたブナ林の中をゆっくり楽しみました。八丁平の湿原では、湿地が荒れ放題で少し残念でした。イチリンソウ、ニリンソウ、エンレイソウなどの草花が目を楽しませてくれました。
(片山弘志)

 新緑のまばゆき山にうぐいすの
    歌うさえずり心なごみて
 青空と山の青さが目にしみる
    ここに咲きしとイワカガミ     (吉野美智代)
 
 当日配布された地図を見てビックリ! 鎌倉山950m高い。結構歩き応えのある登り、下りだったが、目に染みる若葉、清流、足を止めてリーダーに教えてもらった山野草を眺めながらの山行は正に身も心も洗われる様な快い春の一日でした。
(森下恭子)


 京都に生まれ住んでいながら、京都の山はあまり好きでなく、愛宕山は別として金毘羅山の岩場を2度ほど登っただけだ。それがどう言う風の吹き回しか、市民春山に参加した。自然林特有のやわらかい木々の小枝、その先の芽吹きが実にきれいだ。八丁平の湿原は潅木のブッシュに覆われた荒地で期待外れであったが、皆様方と楽しく過ごせたことが何よりです。
(徳田康二)


 初夏とはいえ一寸肌寒さを感じる気温でしたが、好天に恵まれた市民登山は賑やかな山行で楽しい一日でした。コースもやさしく適当な歩行時間でした。
(寺澤 淳)

 お天気に恵まれるということは、山歩きをこんなにも楽しくしてくれるんですね。山全体が芽をふき出したばかりの新緑につつまれ、青空にはえる黄緑の葉。遠く山はやさしい色の趣。『ネコノメソウ』の名前を憶えました。
(伊丹立子)

 京都の山は主人が行かなかったので愛宕山以外は行ったことがない。八丁平は丁度行ってみたかった。坊村の駐車場からすぐ登山道、植林帯と違って自然林の芽吹きが素晴らしく、道も歩きやすかった。八丁平はブッシュで荒地だったが、その中に数本の赤松の大木が特に印象的であった。
(徳田カヨ子)

 坊村から登りの連続でマイペースの私。その差が次第に2mから3mとなる。急いで追いつく有様で、やはり若さには勝てないかと頭を過ぎる。後方より「もっとゆっくりと」と声がかかる。ホットする。こんな一齣もあり。お天気に恵まれ、木漏れ日を浴びながらの山行、楽しい一日でした。合掌。
(中村幸子)


 今日は絶好の登山日和。新田辺駅前に集合した参加者の表情も明るい。貸切バスで坊村の登山口へ直行するのは有難い。高度の差で木々の芽吹きの違いを知り、新緑の美しさを堪能することができた。印象的だったのは、八丁平から江賀谷のコースで、絶えず清流の音を聞きながら下る。苔の色が美しく映えて飽きることなく渓谷美に目をやりながら進んだ。
(白波瀬勇)


 第19回春の市民登山。往復とも大型バスで楽々。コースも大変よく、お花も沢山見られ、女性はとくにお花に詳しく、皆さん和気あいあいと楽しい山行でした。
(杉本和子)


 好天気に恵まれ、新緑の中をハイキングできて幸せでした。シャクナゲ、ンニリンソウ、イカリソウ、ヤマシャクヤクのつぼみなど沢山の花にあえて、花見山行のできない私にとってとてもラッキーでした。
(橋本香代子)

 アザミが食べられると聞いたので調べてみると、イカリソウも食べられるとはビックリした。
(山田禎子)


 新緑の美しいとても良い山登りでした。
(吉武洋子)