鈴鹿山系

綿 向 山
(1110m)


日 時 2003年11月16日(日)
コース
甲津畑駐車場8:55発→出合10:00→大峠10:55→
イハイガ岳12:00(昼食)→綿向山13:20→竜王山15:00→
西明寺15:35→甲津畑駐車場17:00着
天 候 くもり時々晴れ
参加者 リーダー:橋本寿夫  サブリーダー:寺澤
男性:小山、鈴木、山口、
女性:市橋、橋本香代子              合計7名

<山行報告>
 今回の山行は天気が気になっていた。
訳は渡渉の多い谷歩きと、稜線のヤブコギがあるためで、金曜日までの天気予報では70%の降雨予測……
どこかで聞いた話であるが「天気予報は時間を移動させれば当っているのだ」それ以来この観点から予報を見ていると、よく当っているように思えた……
今回もその例で6時間ほど前にずれ、土曜の夜から雨となり、日曜の朝方にやんだ。
2台の車利用となったので、1台を下山口に廻し縦走する事にした。
◆出合〜大峠
 この谷歩きは人があまり通っていないため、道は荒れていて、
渡渉が多くルートも判りづらいがその分道探しの面白さがある。
◆大峠〜イハイガ岳
 急勾配のやせ尾根で四日市側が大きく崩壊している。
道は湿っていてよく滑り、木々をつかまえての登りとなるきつい箇所である。
◆イハイガ岳〜綿向山
 広い尾根筋を歩くのだが、ここもルートの判りにくい所があり、この日のようにガスが出ている時はしっかりルートを読むこと。
前に来た時はヤブコギがあったが、今回は笹が刈られて一筋のルートとなっていた。
◆綿向山〜竜王山〜西明寺
 両ピークとも360度の講展望が得られるところ。
今日はガスのため所々の眺め。綿向山で条件が良いと、北アルプス、南アルプスまで見えるらしい。
この区間もアップダウンがきつい。
 総体的に上り下りの多い道を、所々で紅葉も見られ、落葉して明るいこの時期、人も少なく静かな山歩きが楽しめ、適当なきつさもあり、また道探しもあるこのルート気に入ってます。近江側から入る鈴鹿シリーズ、次は甲津畑からイブネ、クラシへ行きたいもの!
まだまだ続きます!!
(報告者:橋本寿夫)

<感想>
 久しぶりの例会の参加で新会員のようにおとなしかったのは初めだけ。車が永源寺を過ぎる頃には、もう気分爽快で周りの紅葉を楽しんでいた。ここもSと来たなと想いつつ。
 最初は谷筋を遡上する。谷幅は狭いが水の勢いは強く、岩に当って砕けるさまのきれいさ、強さを見て懐かしく思えた。沢の水音も懐かしい。前日の雨のための水量はそんなに多くはないが、岩が濡れていて滑りやすい。そこを昔とった杵づかならぬバランス感覚を思い出しながら飛び越えて行く。まだまだ谷歩きを楽しみたいところだったがあっけなく、支尾根への分岐となる。
 午後から晴れの予報に反し、朝から薄雲の割れ目から時折のぞく日差しで、その光に紅葉した木の葉が鮮やかに輝く。平安の赤とはこの色を言うのだとばかりに真っ赤に輝く鮮やかなもみじ、ぶなやほうの木の黄色、アジサイなどの白が、周りの杉やヒノキの深緑と見事なコントラストを付けてくれる。これが“みやび”というものか。もう言い合うSはいない。
 わいわいがやがやの昼食は楽しかった。いろいろ差し入れ有難かったです。頂上では360度の眺めを楽しみました。これからも参加してゆこうと思った次第です。よろしくお願い致します。
(M・S)