夏山シリーズB 北アルプス
 白馬岳(2933m)

日 時 2003年7月25日(金)〜7月27日(日)
コース 7月26日(土)
栂池自然園7:50発→天狗原9:10→乗鞍岳10:15→白馬大池11:15→
小蓮華山13:50→三国境14:45→白馬岳15:55→白馬宿舎17:00着
7月27日(日)
白馬宿舎5:50発→白馬尻9:00→猿倉10:35着
天 候 晴  れ
参加者 女性3名 リーダー:市橋  上杉、北川(初)
男性1名 サブリーダー:北村
合計4名


山行報告
1日目
 朝5時頃になると、バスの中から後立山連峰がくっきり見わたせ、好天気に嬉しくなる。栂池公園から樹林の中をジグザグ登り、天狗原の湿原にはワタスゲや足元にはタテヤマリンドウが咲き涼しい。雪田を過ぎ乗鞍岳付近はゴロゴロ岩の道で歩きにくい。白馬大池付近もかなり雪が残っている。山荘前で昼食にするが、じっとしていると寒くなってくる。小蓮華山へは両側のお花を楽しみながら歩いていたが、上杉さんが転倒して手首を痛める。本人も元気なので湿布して白馬岳に向かう。ガスの中薄日がさしてきたので、ブロッケン現象を期待したが残念ながらアッという間に晴れ渡り見られなかった。小屋の診療所で骨折と診断され、朝日岳は断念して大雪渓を下りることにした。個室を予約していたのでよかった。
2日目
 大雪渓は白馬岳のメインルートで下る人・登ってくる人で立ち止まることも度々でうんざりする。
4人とも無事猿倉に下山。
今回のリーダーとして計画から準備してくださり、都合でいけなくなった徳田康二さんには色々お世話になりました。
(報告者:市橋千代子)




楽しい夏山のはずが……
 前日の雨が信じられない程、その日は素晴らしい晴天に恵まれ、まるで、我々4人の山行を祝福してくれているかのようだった。
当初は8人の予定だったが、それぞれ都合で、最終4人となりやや寂しい山行となったが、私は雪倉岳、朝日岳は初めて。
楽しみにしたいたのに。
7月26日、ゴンドラ、ロープウェイを乗り継ぎ、天狗原に到着。ミズバショウ、コバイケソウ、チングルマ等など高山植物がいっぱい。名前を知らない可愛らしいお花、短い夏を一生懸命割いている姿に感動する。10時26分広い頂上のある乗鞍岳に到着。東の方向には先ほどの天狗原湿原が広がっている。ガラガラした石を注意して歩く。本当に大きな青い湖面の、白馬大池に着く。立ち止まると寒さを感じる。時々ガスがはれ、真青なそれが見え隠れし、広がるお花畑を見ながら昼食をした。実は、朝食をバスの中でとった後気分が悪く嘔吐していたので、お腹におさまるか心配だった。
12時大池発、小蓮華山へ向かって登る。小蓮華沢を右に見ながら、ゴロゴロとした石の登山道。
その時、私の事故が起きた。不安定な石の乗ったなと思った瞬間、私の体は左前方へ倒れていた。左手関節がみるみる腫れ、「あーしまった」とおもった。もしかして、強度の捻挫であれと願いつつ、応急処置をしてもらって再び登った。その後気分は土砂降りの雨。明日の登山はできるか、パーティに迷惑をかけてしまった。一人で下山しようか、なぜあんな石をふんだのだろうと心の中でいろいろ思いが駆け巡った。
15時55分白馬岳着。眼下に真っ白い雲海を見ても、雲の切れ間の岳を見ても、心は沈む一方。皆さんも気を使ってくださる。
白馬山荘の医者に診察してもらって、やはり骨折。ヘリコプターで今すぐ下山しますかといわれたが、明日一人で下山することを心に決めてヘリを断った。皆さんには山行を続行していただくように願ったが、皆も下山すると決定。あーあ、大変なことになってしまった。楽しい山行をメチャクチャにしてしまった。
7月27日私の荷物を分散して、日本一と言われる大雪渓を下山した。今までスキーでも山でも何度も転倒していても骨折などしたことなかったのに、きっと私の心に緊張感が抜けていたのだと反省している。パーティの皆さんごめんなさい。心よりお詫びいたします。
(上杉郁子)